映画評論

映画『エクソシスト-信じる者』を観た感想|悪魔の嘲笑が響き始める

今回は、映画『エクソシスト-信じる者』を観た感想を書いていこうと思います。この作品は、『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』をはじめとした異色のヒット作を生み出し、ホラー・スリラー界を牽引し続けるブラムハウスが新たな恐怖を世に解き放ったものです。内容は「悪魔に憑依された2人の少女をめぐる壮絶な物語」です。下記で詳細を、紹介していきます。

『エクソシスト-信じる者』のキャスト一覧

キャスト一覧

名前名前名前
リンダ・ブレアエレン・バースティンオリビア・オニール
リディア・ジュウェットジェニファー・ネトルズレスリー・オドム・Jr
アン・ダウドE・J・ボニーリャラファエル・スバージ
ネディム・ヤヒッチ奥奎・奥Leo Norbert Butz
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スタッフ一覧

QA
監督デビッド・ゴードン・グリーン
製作ジェイソン・ブラム / デビッド・ロビンソン / ジェームス・G・ロビンソン
製作総指揮ダニー・マクブライド / デビッド・ゴードン・グリーン / ステファニー・アレイン / ライアン・テュレック / ブライアン・ロビンソン / クリストファー・メリル / マーク・デビッド・カッチャー / アティラ・ユーサー
キャラクター創造ウィリアム・ピーター・ブラッティ
原案スコット・ティームズ / ダニー・マクブライド / デビッド・ゴードン・グリーン
脚本ピーター・サットラー / デビッド・ゴードン・グリーン
美術ブランドン・トナー=コノリー
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
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『エクソシスト-信じる者』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

妻を亡くしたヴィクターは男手ひとつで娘のアンジェラを育てている。ある日、彼女は親友のキャサリンと森で行方不明になり、3日後、無事に保護される。しかし帰宅した少女たちは、突然叫び出したり、自傷行為を行ったりとおかしな行動を繰り返すようになる。

映画ナタリー

解説

ホラー界の名手、ジェイソン・ブラムが製作を手がける、1973年の『エクソシスト』の続編。森で行方不明になってから常軌を逸した行動を取るようになったふたりの少女を描く。監督は『ハロウィン』シリーズのデヴィッド・ゴードン・グリーン。出演はエレン・バースティンが50年ぶりに続投する他、レスリー・オドム・Jr、アン・ダウドら。

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『エクソシスト-信じる者』を観た感想

それでは実際に映画『エクソシスト-信じる者』を観た感想をまとめていこうと思います。感想を書くにあたり、焦点を絞らずにあれやこれや書くのは分かりにくいと思うので”印象に残ったシーン”を抜粋し、そこに関する感想を書く形式でいこうと思います。ネタバレになる可能性もあるので、それを承知の上で読み進めてくれると嬉しいです。

子役の演技がやばい

はっきりと言わせてもらうと、この映画、子役の演技が半端ないです。前半は普通の女子生徒が友達と授業を受けて森に入っていくという流れなのですが、後半にかけて悪魔に憑りつかれた子役が変な動きをしだします。体を反るような演技や、爪で木を彫るシーン、口からガスが抜け出るところなんかは”子供がこんなに演じられるのか”と思わされるくらいでした。実際にこの映画のレビューを見てみると、「子役の演技が凄かった」や「子役 ◎」といった感想がずらずらと並べられています。映画自体も素晴らしいですが、演技という面で見てみるのもいいんじゃないかと思いました。

音による恐怖

映画冒頭から犬が吠える場面になります。そのためシーンと静まり返ったシアターには犬の叫び声が急に大きな音で流れるので、早速ビクッとなる人もいるかと思います。ちなみに自分はビクッとなりました。その他にも石をひっくり返して蛇が飛び出てくるシーンや、悪魔による驚かせもあるので”なんか来そう”と思った際は目を薄めることをお薦めします。勿論、全然怖くないしビビらないという方は目をガン開いて観ることをお薦めします。

娘を選択した父

映画後半では悪魔に乗っ取られた少女二人が「どちらを選ぶ?選ばなかったほうを殺す」と言うシーンがあり、両者の親は”選ばない”という選択をしましたが、結果的に片方の父親が自分の娘を選んでしまうという”あってはならないこと”をするのでした。しかし選ばなかったほうの娘は産まれる前、市場のお祓いを受けていたためか目覚めます。そのため、選ばれた娘が悪魔に引き込まれるという悲しい結末を迎えるのでした。自分勝手が馬鹿をみるという、よい例を観ることができました。

神父の悲しい結末

悪魔を退治するために召集された人の中には神父さんもおり、心強いと思っていたのですが上の命令から”するな”とのこと。そのため家の中で行われていた悪魔退治に参加できないまま、車中で「どうすればいいですか」と唱え続けるしかありませんでした。しかしそこで、主人公が「みんな戦ってる」という台詞を吐いたことから、神父も戦いに参加することを決意。しかし悪魔退治に参加して数分で、悪魔の力により首を真逆に回され死亡しました。自分はその映像を見て、”なら来ないほうがよかったんじゃないか”と思いました。

さいごに

今回は、ホラー・スリラー界を牽引し続けるブラムハウスが作り上げた新たな恐怖『エクソシスト-信じる者』を観た感想を書いていきました。どうだったでしょうか。エクソシストはずっと前から続くシリーズものなので、ワクワクしながら観ることができました。ぜひこの映画を観ようと思っている方は前作も観ておくとラストシーンで感動するかもしれません。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。