音楽評論

Tele『Véranda』|歌詞に込められた思い

今回は、Teleさんの『Véranda』の歌詞に込められた思いを想像しながら書いていこうと思います。この楽曲は2022年にリリースされており、TikTokで非常に人気のある楽曲となっています。Teleさんは初の武道館ワンマンライブが決定しており、これからも成長していく音楽家です。下記で、詳細を紹介していきます。

まず『Tele』を知ろう

Teleさんのプロフィール

QA
Teleとは谷口 喜多朗のソロプロジェクト
メンバー力毅 (Gt)
メンバー森夏彦 (Ba)
メンバー奥野大樹 (key)
メンバー森瑞希 (Dr)
年齢2000年生まれ (23歳) 2023年現在
性別男性
所属事務所アマックスミュージック
SPICE

Teleさんの楽曲一覧

曲名リリース年Music
花瓶2022年Apple Music
comedy2022年Apple Music
鯨の子2023年Apple Music
夜行バス2022年Apple Music
ロックスター2022年Apple Music
Véranda2022年Apple Music
Google

初の武道館ワンマンライブを行うTeleさんですが、なんと「ソロプロジェクト」のようです!恐らく2000年生まれじゃないかと言われており、自分と大差ない年齢の方がここまで努力している姿を見ると、自分も負けられないなという闘争心が芽生えました。文学の香りがする歌詞が特徴的みたいで、自分と相性いいんじゃないかなと思ってしまいました。

歌詞に込められた思い

それでは、『Véranda』の歌詞に込められた思いを想像して書いていこうと思います。あくまでも自分がこの音楽を聴いて”思ったこと”なので、これが正解だとは思わずに見てくれると嬉しいです。皆さんも皆さんなりの正解を考えながら聴いてみてください。

僕は君のベランダを知らない

僕は君のベランダを知らない。あの部屋では遂に煙草を吸わなかったから。夜の隙間に隠れた時計、まるで散らぬような顔の花。

歌ネット

冒頭から「僕は君のベランダを知らない」と書くあたり、文学みたいだなと感じました。そしてその答えとして、「あの部屋で遂に煙草を吸わなかったから」と書かれていました。歌詞が繋がっているので聴いていると、一連の物語を脳内で作り上げることができました。「夜の隙間に隠れた時計」という表現がニッチで分かりずらいなと思いましたが、「散らぬような顔の花」と最後にあり、”ああ今はいない過去の恋人の話かな”と察することができました。

さよならだと

風が頬に振り落とす。季節が告げている、さよならだと。

歌ネット

さよならと言えば伝わることだとしても、その前に「風が頬に振り落とす」と表現しているところがエッチだなと思いました。それに「季節が告げている」と書かれているところは、”どの季節でも告げられるのか?”という疑問を抱きました。別れが多い季節として”春”があるので「春が告げている」でもいいなと思いましたが、語呂的には「季節が告げている」のほうがいいのかもしれません。

愛はここにあって

愛はここにあって、まだ言えない理由も夢中も全部笑って待ってる。代替案持ってこないで、不憫じゃないか。いつか、抱擁で縛り合い睨み合うなんて。金糸雀色のカーテンについた、真っ黒い点から目が離せないや!

歌ネット

サビの部分ですね。「愛はここにあって」という箇所を透き通る声で歌われるところは非常に素敵だなと思いました。それに「代替案持ってこないで」と書いているところは可愛いなと感じました。「金糸雀色」という言葉をあまり使わない自分にとっては、どのようなものなのだろうと興味のそそられる歌詞でした。恐らく、真っ黒い点とは”煙草の煙でできたシミ”ということなのでしょうか。

別れを知らない僕らは

別れを知らない僕らは、再会をいつだって恐れてる。別れを知らない僕はさ、再会を君とだけはしたくないんだ!

歌ネット

ここの部分は自分が凄く好きな歌詞です。「別れを知らない僕らは、再開をいつだって恐れてる」というのは、つまり別れた後にもう一度再開することが怖いという表れです。だから別れたくないなということなのでしょうか。「別れを知らない僕はさ、再開を君とだけはしたくないんだ!」というのは、君は別れを知ってるけど僕は知らないですよと。僕は君と再会をしたくないと叫んでいる様子が思い浮かびました。Teleさんの優しい顔と優しい声が頭の中にぷか~と浮かんでくることを感じました。

愛はここにあんぜ

愛はここにあんぜ。まだ見えない?僕は待つよ。地続きでパリにいけるまで!もう最悪でやるせない夜は、できれば僕に寄りかかっていて。

歌ネット

色々と遠回りをしたけれど、「愛はここにありますよ」と。君にとってこの愛は「まだ見えない?」と書いていました。「地続きでパリにいけるまで」というのは、「僕は君を約2億5000万年待つ覚悟があるよ」という言い換えなんじゃないかという憶測等が別サイトなどで書かれていました。だとすると、凄く素敵な歌詞ですよね。一途な様子が見て取れる楽曲でした。

さいごに

今回は、Teleさんの『Véranda』の歌詞に込められた思いを想像して書いていきました。どうだったでしょうか。もし、この楽曲を聴く機会がありましたらこのサイトと照らし合わせながら聴いてくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”音楽評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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