Netflix映画『終わらない週末』を観たレビュー｜現代社会へのテーマ

今回は、Netflix映画『終わらない週末』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は、人気ドラマシリーズ『MR. ROBOT ミスター・ロボット』のクリエイター"サム・エスメイル"が監督・脚本を務めており、役者陣も豪華な人ばかりとなっています。この作品がNetflix限定配信というのが凄まじるほど、豪華な作品となっていました。それでは実際に、観たレビューを書いていきます。

『終わらない週末』のキャスト一覧

キャスト一覧

スタッフ一覧

『終わらない週末』のあらすじと解説

あらすじ

のんびり週末を過ごそうと、豪華な別荘を借りた一家。だが到着早々、サイバー攻撃により携帯やパソコンが使えないという不測の事態が起こる。そして、玄関口に見知らぬ男女2人が姿を現す。

Netflix

解説

人気ドラマシリーズ「MR. ROBOT ミスター・ロボット」のクリエイターとして知られるサム・エスメイルが監督・脚本を務め、ジュリア・ロバーツ、マハーシャラ・アリ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンらが豪華共演したサスペンススリラー。

映画.com

『終わらない週末』を観たレビュー

動物が怖いとは限らない

この作品を観ていると、鹿の大群が出てきたりするのですが、一概に「動物は怖い」と言えないなと思いました。この作品では、鹿は"神様"みたいな存在で、鹿についていくことでシェルターを発見できた娘と、鹿を追い払うことで絶望のままの母親が表現されていました。作品の前半から鹿がちょくちょくと姿を現しており、その印象を視聴者にも植え付けているところが恐怖に繋がるように感じました。

音による攻撃

時たまに、凄まじい高音が鳴り響くシーンがあり、出演者が苦しむ姿を描いていましたが、その攻撃により「歯が抜ける」ところは少しグロテスクだなと思いました。息子は躊躇することなく、自分の歯を何本も抜いていたので、「おいおい、流石にやりすぎだろ」と思いました。実際に音による攻撃はあるらしく、検索してみた結果「音響兵器」みたいのがあるらしいです。怖いな、と思いました。

敵がいない恐怖

この作品を通して怖いなと感じたことは、正確な敵がいないという点です。前半で家に訪ねてくる親子がいたのですが、「こいつらが敵か」と思っていたけれど違い、正確な敵が分からないまま進むストーリーには恐怖を覚えました。テスラの自動運転による交通事故だったり、信頼していた住民の裏切り的行為があったりと、何が正解で何が不正解か分からなくなりました。頭が混乱する作品です。

ラストのNetflix侮辱

ラストの娘がシェルターを発見し、地下に降りていくところですが、よくNetflix側がOKを出したなと思いました。というのも、Netflixは配信サービスのため実物がありません。しかし作品では、棚に並べられた無数のビデオがあり、「こんな状況でも残るのはビデオなんだぞ」みたいな感じを作品から受け取ることができました。ネットが無くなったら使えないNetflixではなく、ネットが無くても観ることができるビデオという状況はなんとも可笑しいシーンでした。

さいごに

今回は、Netflix映画『終わらない週末』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。