映画評論

映画『首』を観た感想|監督:日本の芸能界の重鎮『北野武』

※このサイトはAmazonアソシエイトを利用しています。

今回は、北野 武監督の映画『』を観た感想をまとめていこうと思います。『』は原作もあり、その映画化ということみたいです。役者陣も大物ばかりで、完成報告会の様子は”カッコイイ俳優の集まり”という感じでした。予告編だけでも首が飛び散るので、本編はどうなることやらです。最後の方では”印象に残ったシーン”についての感想を書いているので見てくれると嬉しいです。では、下記で紹介していきます。

『首』のキャスト一覧

キャスト一覧

名前名前名前
ビートたけし加瀬 亮大森 南朋
副島 淳桐島 健太西島 秀俊
二代目 中村 獅童浅野 忠信寛一郎
小林 薫寺島 進岸部 一徳
大竹 まこと木村 祐一波瑠
Google

スタッフ一覧

QA
監督北野 武
原作北野 武
脚本北野 武
製作夏野 剛
プロデューサー福島 聡司
映画.com

『首』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

天下統一を掲げる織田信長の家臣、荒木村重が反乱を起こし失踪する。信長は羽柴秀吉、明智光秀らを集め、自身の跡目相続をちらつかせ、村重を捜索させる。そんな中、軍司・黒田官兵衛に捕らえられた村重は光秀に引き渡される。だが、光秀は村重を匿い続け……

映画ナタリー

解説

『アウトレイジ 最終章』の北野武監督が構想30年を経て生み出した、本能寺の変を別角度から描いた歴史超大作。監督の同名小説を基に、羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康ら戦国武将による、天下統一を掲げる織田信長の醜い跡目争いをバイオレンス描写満載で描く。出演はビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、小林薫ら、豪華キャスト陣が集結。

映画ナタリー

『首』を観た感想

それでは実際に『』を観た感想を書いていこうと思います。焦点を絞らずに書くのは分かりにくいと思うので、印象に残ったシーンを抜粋し、そこに関しての感想を書くという形式で書いていきます。ネタバレしてしまう可能性もあるので、映画を観てからこの続きを見てくれると嬉しいです。

冒頭からグロい

この映画は始まり早々に、首を斬られた侍が映ります。川を流れゆく死体があったり、死体を探るカニがいたりと冒頭からグロいです。作り物と分かってはいても、首を斬られた人を見るのは勇気がいると感じました。北野さんなりの解釈もされており、唯一無二の始まりなのかなと思いました。

口から血が溢れる

織田信長が饅頭を刀に刺し、それを荒木村重に「食え」というシーンは恐ろしかったです。饅頭を加えると信長は刀をクルクルと回し、村重の口から血がドバドバと溢れるシーンはアウトレイジの歯医者のシーンと似ていました。血を見るのが苦手な方は、このシーンだけでも目を薄めることをおすすめします。

首が何個あっても足りない

首が飛ばされるシーンがいくつもありました。自分が印象に残っているシーンとして、一家ごと断首するところは”どうしてこんなことをするんだ”という思いが沸々と湧いてきました。穴を掘り、その手前で首を斬り、残った体を蹴って穴に落とす。昔ながらの方法なのは重々承知ですが、あまりにも無残な死に様で心苦しくなりました。

本能寺の変の描写

本能寺で織田信長が亡くなるシーンは描写が少ない印象を受けました。自分的にこの映画は”織田信長が主役”だと思っていたので、意外にも呆気なく殺されてしまうところは残念だと感じました。首が自分の地位を表す時代の話なので、首一つで自分の地位が変わるんだよなと思うと生きづらい社会だなと思いました。

首を蹴るシーン

エンドロールに入る直前のラストシーンで、北野 武さんが首を蹴るシーンがあったのですが、”このようにして終わるのか”と感じるシーンでした。自分が戦で勝ったのかを確かめるために明智光秀の首を確認しましたが、顔が傷つきすぎて判別ができない状況でした。結果的にその首は明智光秀なのですが、蹴ってしまい他の人と混ざってしまったために”もう見つからないぞ”と言ってあげたくなりました。お笑い要素も多少はあり、怖いんだけど面白い映画でした。

さいごに

今回は、映画『』を観た感想をまとめていきました。どうだったでしょうか。原作の『』は映画と違った表現がされているのでぜひ、合わせて読んでみてください。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。