音楽評論

フジファブリック『若者のすべて』|歌詞に込められた思い

今回は、フジファブリックさんの『若者のすべて』の歌詞に込められた思いを想像しながら書いていこうと思います。この楽曲は2008年にリリースされ、今もなお聴かれ続ける楽曲となっています。他に、LINEモバイル「虹篇」のCMソングとして使用されているみたいです。下記で、詳細を紹介していきます。

まず『フジファブリック』を知ろう

フジファブリックさんのプロフィール

QA
メンバー山内 総一郎 (Gt. / Vo.) (42歳) 2023年現在
メンバー金澤 ダイスケ (Key.) (43歳) 2023年現在
メンバー加藤 慎一 (Ba.) (43歳) 2023年現在
別名富士ファブリック (旧名 - 2000年 ~ 2001年)
ジャンルオルタナティヴ・ロック / パワー・ポップ / ディスコ / サーフ / ロカビリー
活動期間2000年 ~
レーベル東芝EMI→EMIミュージック・ジャパン (2004年 - 2009年) / Sony Music Associated Records (2010年 ~)
事務所Sony Music Artists
公式サイトフジファブリック Official Website
Wikipedia

フジファブリックさんの楽曲一覧

曲名リリース年Music
プラネタリア2023年Apple Music
若者のすべて2008年Apple Music
こころころころ2023年Apple Music
夜明けのBEAT2010年Apple Music
Google

若者のすべて』を聴くとなぜか、懐かしいという感情が心の中にフツフツと湧いてくるんですけど、この思いが分かる人いませんか?こういう思いがあるので、フジファブリックさんはもう活動していないのかなと思っていたんですが、今年も楽曲をリリースしていました。今はなきバンドみたいな風に思っていたので、なんだか嬉しい気持ちになれました。これからも沢山聴いていこうと思います。

歌詞に込められた思い

それでは、『若者のすべて』の歌詞に込められた思いを想像して書いていこうと思います。といっても、あくまでも自分の思いであって、フジファブリックさんの込めた思いすべてを見破ることは不可能です!”こんな捉え方もできるのか”という風に見てくれると嬉しいです。

真夏のピークが去った

真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた それでもいまだに街は 落ち着かないような 気がしている

Universal Music Japan

「真夏のピークが去りました」と天気予報士がテレビで言っている様子が想像できる歌詞でした。それでも、街を見てみると落ち着かないような気がしているみたいです。真夏は暑くてジメジメするのが嫌なので、「ピークが去った」というのはある意味朗報なんですが、街中は暑くてジメジメした感じがするということなのでしょうか。もし、そうなのだとすれば、天気予報士は嘘をついているのかと思ったりしました。あくまでニュースなので、仕方がないとは思いますが、体感はまだ落ち着かない夏のように感じているということのように思いました。

夕方5時のチャイム

夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて 「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて

Universal Music Japan

夕方5時に、毎日のように鳴るチャイムが、今日はなんだかいつもとは違うように感じて胸に響いたようです。自分的には「運命なんて便利なものでぼんやりさせて」という歌詞が好きなんですけど、運命って言葉は便利な言葉ですよね。何もかもに「運命」と付ければ素敵なものに見えるし、「運命」と付いていると自分に必要なものと感じたりします。便利だからこそ使いやすいけど、使う場面が多くてぼんやりしてしまうのかなと思いました。

最後の花火に今年もなったな

最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな ないかな ないよな きっとね いないよな 会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

Universal Music Japan

ここを聴いてまず、「なんで最後の花火なんだろう」と考えてしまいました。また来年になれば見えるはずなのに、最後と言っているのはどういう意味が込められているのでしょう。恐らく、"君を思って見る花火は最後にしよう"という思いが込められているのかなと思ったりしました。なので、「ないかな ないよな きっとね いないよな」と歌詞が続くように感じました。最後の「会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ」というところは、まぶたを閉じると君がまだ思い浮かんでしまうという意味なのかなと思いました。

街灯の明かりがまた

街灯の明かりがまた 一つ点いて 帰りを急ぐよ 途切れた夢の続きを取り戻したくなって

Universal Music Japan

街灯の明かりが点くたびに、夜が更け始めているということを表現しているようでした。なので「帰りを急ぐよ」という歌詞が続いているのでしょう。「途切れた夢の続きを取り戻したくなって」というところは、昨日見た夢の続きを早くみたいから、早く帰って眠ってしまいたいという言い換えなのかなと感じました。歌詞一つ一つに意味が込められており、素敵だなと思いました。

最後の最後の花火

最後の最後の花火が終わったら 僕らは変わるかな 同じ空を見上げているよ

Universal Music Japan

最後の花火が散ってしまえば、僕らは変われるのだろうかと悩んでいるように感じました。そして悩みながら、君と同じ空を見上げているよという相手に対してのメッセージなのかなと思いました。直接は言えないから、歌にして、君に届けるという印象を抱きました。

さいごに

今回は、フジファブリックさんの『若者のすべて』の歌詞に込められた思いを持論で書いていきました。どうだったでしょうか。もし、聴く機会がありましたら、この記事を照らし合わせながら聴いてみてください!このサイトでは引き続き、”音楽評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。