書評

『花束は毒』を読んだ感想|最後で鳥肌が立つ

※本サイトはAmazonアソシエイトを利用しています。

今回は、織守 きょうや『花束は毒』を読んだ感想をまとめていこうと思います。自分は帯に書かれている「罠、また罠。」という言葉と、「100%騙される戦慄」という言葉に惹かれて購読してしまいました。結論から言うと、自分は騙されました。読んでいく中で”こいつが犯人やろ”と推理していましたが、見事外れました!そんな本の詳細を、下記で紹介していきます。

『花束は毒』の著者

自分のことを騙すなんて”という邪悪な気持ちと、”ここまで騙せる言葉を紡ぐ人は何者だ”という純粋な気持ちが交差してモヤモヤしていたので、まずは『花束は毒』の著者である”織守 きょうや”さんについて調べてみました。もしかすると、今読んでいるあなたも”織守さんに騙された一人”なのではないでしょうか。一緒に”織守 きょうや”さんを見ていきましょう。

織守きょうやさんのプロフィール

QA
本名織守 きょうや
年齢1980年10月7日(43歳~)
性別女性
活動期間2013年~
職業小説家
ジャンル推理小説・ホラー小説
デビュー作霊感検定 (2013年)
受賞歴講談社BOX新人賞Powers (2012年)・日本ホラー小説大賞読者賞 (2015年)
Wikipedia

織守きょうやさんの書籍一覧

書名金額発売年リンク
記憶屋660円2015年Amazon.jp
花束は毒1400円2021年Amazon.jp
だから見るなといったのに693円2018年Amazon.jp
ほろよい読書715円2021年Amazon.jp
記憶屋Ⅱ616円2016年Amazon.jp
記憶屋Ⅲ572円2016年Amazon.jp
読書メーター

ここには6つの書籍が書かれていますが、これ以上に織守 きょうやは沢山の本を手掛けているようでした。「織守きょうや 本」で今までに織守さんが携わってきた書籍が全て見れるかと思います。『花束は毒』だけでは満足のいかない方は、見てみてください。

『花束は毒』を読んだ感想

それでは、『花束は毒』を読んだ感想を書いていこうと思います。自分が特に、”この文の表現は素敵だ”と感じたところを抜粋して引用し、そこに対しての感想を書く形式でいこうと思います。自分の紡ぐ言葉を通して、この本への興味が少しでも湧いてくれると嬉しいです。

アフターケア

必要に応じてアフターケアをすることもあるけど、それだけだよ。顧客満足度をあげるための企業努力

花束は毒

これは北見先輩と茶髪の男とでの会話の一部。二人が気安くいられる間柄だということを表現するために書いたのかなと思うと、素敵だと思う一文でした。人と人の関係で、”落ち着き”を表現するのが苦手な自分にとっては新しい表現方法を学べた気がしました。

周りへの配慮

かなみさんや近所の人たちには知られないように、犯人を突き止めてほしいんです。お願いしたら、受けてもらえますか

花束は毒

この主人公が、周りへの配慮ができる”いい男性”だということが感じ取れる文となっていました。こうした文を書けるのは、織守きょうやさん自身も周りへの配慮ができるからなのかな、と勝手に想像していたりしました。物書きを職とする人は、自分だけを見つめるのではなく、周りのことにも配慮ができる寛大な気持ちを持てと言われているように感じました。

探偵の洞察力

そしたら適当にごまかして切る。最初の挨拶で大体わかるよ。「あ、どーも・・・」とか、微妙な反応をされた場合は、相手は四谷って名前を憶えていないってことだからいける。なるべく、目立たない感じの人を選んだし

花束は毒

ここの文章を読んだとき、”流石探偵さんやな”と思いました。自分なら相手が微妙な反応をしたとき、”自分の声が聞き取りずらかったかな”とか考えてしまうけれど、先輩は全然違いました。小説なので実際はどうなのか分かりませんが、探偵ならこれくらいの洞察力か、これ以上の洞察力を持っているのかなと思うと恐ろしく感じます。

言い訳もしないで

ずいぶんたってからメールしたけど、やっぱり返事はなかった。落ち着いたら連絡来るかなって思って待ってたんだけど、それっきり。あいつ、いつのまにか大学やめて、家も出て行って、電話番号もメアドも変わってた。どこに行くとか、そういうのも何も言わないで、私に言い訳もしないで、いなくなったの

花束は毒

ここの台詞の後に、「言い訳もしないで、と高村は言った。つまり彼女は、冤罪だったとは考えていないということだ」とあるのですが、身近な人からも疑われていた研一さんのことを考えると本当にしんどい思いをしたんだなと感じ取れますよね。ここまで酷い仕打ちをされたのに、寛大な人でいられるのは何か裏があるからかと疑心暗鬼になるほどでした。

被害者を分からない

ええ、被害者のお嬢さんに近づかないという約束はしたけど、そもそも連絡しようにも、名前も電話番号もわからないもの

花束は毒

被害者側から、ある程度の規則はあったものの、こちら側は被害者側の何も知らないわけです。自分は、”何も分からないのなら、偶然会うこともあるんじゃないか”と考えました。今思えば、ここがこの本のミソだったのかなと悔しく思います。

心優しい彼

若いお嬢さんでは、中へ入っていただくわけにもいきませんね。人のいる場所がいいでしょう。すぐそこにチェーンのコーヒー店があります。よければ、そこで話しましょう。少し待っていてください、荷物を置いて来ます。

花束は毒

自分だったらここまで、些細な気遣いができないなと思いました。若いお嬢さんの立場に立って、誰もいない空間よりも誰かがいる空間のほうが安心できるものです。そこまで雰囲気を読み取って、コーヒー店で話そうと言える優しさはかっこいいと感じました。この人の考え方を盗もうと思いました。

恐ろしい女性

欲しいと思ったものはどんなことをしても手に入れる、そんな娘です

花束は毒

この台詞は、終盤にとある人が言う一言です。ここで誰が誰のことを言っているのか書いてしまうとネタバレになってしまうので、避けておきます。ただ、この台詞を読んだときは”こいつめ”と思いました。恐らく、『花束は毒』を今から読もうと思っている人も同じ気持ちになるはずです。

近づいてくる

真壁さんは、妻となる女性を紹介するために、彼女を伴いこちらへと歩き出した。僕はまだ動けない。決められない。二人が、近づいてくる。

花束は毒

うわ~~~~、恐ろしいです。『花束は毒』を読んだことがある人なら、恐ろしい意味が分かると思います。読んでいない人は”何言ってんねん”と思うことでしょう。この文章は、この本の最後の一節です。この続きは読者が考える作りなのですが、容易に続きが考え付くところも恐ろしい。ぜひ、読んでほしい一冊です。

さいごに

今回は、織守 きょうや『花束は毒』についての感想をまとめていきました。どうだったでしょうか。自分の紡ぐ言葉を見て、”この本が気になる!”と思ってくれると嬉しいです。この本を読んだ後にまたこの記事を見ると、”このことだったのか”と思うかと思うので是非もう一度お会いしましょう。引き続き、このサイトでは”書評”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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