音楽評論

YOAKE『ボーイズドントクライ』|歌詞に込められた思い

今回は、YOAKEさんの『ボーイズドントクライ』の歌詞に込められた思いを勝手に想像して、勝手に自分の思い描く楽曲像を書いていこうと思います。この曲との出会いは、MV出演している”岡田を追え!!”さんの動画を見てからでした。MVの裏側を観たからこそ、表情の表現や歌詞の意味が”そうなのかな?”と思うところもありました。是非、楽曲と合わせて見てみてください。

まず『YOAKE』を知ろう

知ったきっかけは"岡田を追え!!"さんの動画でしたが、YOAKEさんの他の楽曲も聴いてみると「これも知ってる!」というものがあり、人気なバンドなんだと感じることができました。下記でYOAKEさんのプロフィールや有名な楽曲を紹介していきます。

YOAKEさんのプロフィール

QA
メンバーメンバーのいない正体不明のバンドプロジェクト
ボーカル毎回、楽曲によって変わる
ジャンル毎回、楽曲によって変わる
活動期間2020年 12月~
レーベルYOAKE PROJECT / ジャパンミュージックシステム
公式サイトYOAKE - Official Website
YoutubeYOAKE
Wikipedia

この記事を書くために調べた際に知ったのですが、YOAKEさんって"正体不明のバンドプロジェクト"なんですね。急に謎めいて、興味が湧く。自分が聴く曲はリズムだったり歌詞の作りが似ているので同じ方が作っているだけであって、まだ聴いたことのない曲はガラッと変わっているのでしょうか。ちょっと気になりますよね。下記でYOAKEさんの人気曲もまとめていきます。

YOAKEさんの人気曲

曲名リリース年外部リンク
ねぇ2023年Apple Music
ボーイズドントクライ2023年Apple Music
なぁ2023年Apple Music
ラブリ2023年Apple Music
ユートピア2023年Apple Music
Love me do!2023年Apple Music
TOWER RECORDS MUSIC

色々な楽曲がありましたが、有名な曲を6つ載せさせていただきました。自分が一番驚いたことは、”リリース年が2023年ばかり”ということです。もしかしたらYOAKEさんは、2023年に爆発的なヒットを連発し、数年後にはより高みにいる気がします。これから期待できるバンドですね。

歌詞に込められた思い

それでは、これから『ボーイズドントクライ』の歌詞に込められた思いを書いていきます。先に言っておきますが、あくまで”自分がこう思ったこと”を書いていきます。なので、”こうなんだな”と思わずに、”こういう考えもあるんだ”くらいで見てくれると嬉しいです。

なんで素っ気ない?

あぁどうして素っ気ない? なんか避けられてるくない?あんな楽しかったのに、僕だけ浮かれてるみたいだ。次にふたりで会ったら、話題とか行きたい場所、妄想していたのに

Uta-net

なんで素っ気ないのでしょうか。答えは単純で、”自分のことを好いてくれていないから”です。片思いをする時期は楽しくて、自分のために時間を作ってくれるだけでも嬉しいし興奮するものです。しかし、そうした関わりから”何話そう?”とか”どこに行こう?”と自分ばかりが考えてしまい、最終的に自分の好きだけが大きくなり、相手との愛の大きさに違いを感じるのです。その結果、”どうして素っ気ないんだろう”とか”避けられる?”と思うのでしょう。そんな細かな表現はないですが、岡ちゃんが悩んでいる姿を見ると悲しい気持ちになりました。

地震が起こるような自信なさ

ビビりビリビリな僕は、ブブルブルブル震えて、君に直接聞くような、陽キャにはなりきれませんて。LINEの長さだったり、はやさとか温度感で、いちいちマグニチュード

Uta-net

ここの歌詞は、比喩表現がうまく活用されていました。ビビりで臆病な自分は、ブルブル震えて、相手に直接思いを聞くみたいな陽キャにはなれないって感じですかね。LINEが長いか短いかだったり、返信の速度が速い遅いだったり、内容の温度感でいちいち震える自分を表現されています。さいごの”マグニチュード”という表現は新しくて面白いなと思いました。学生時代に経験するような甘酸っぱい恋愛を醸出ような雰囲気もありました。

四葉のクローバー

四つ葉のクローバー探してみるけど、昔みたいに見つからないのは背が伸びて地面と離れちゃったからかな。身体だけ大人になってしまったから見えなくなったものだけ増えてしまったのかな

Uta-net

ここの歌詞は、20代の自分にとってグサりと刺さるようなものでした。小さい頃は”四葉のクローバー探し”をしていたのに、年をとるごとに地面から距離が離れていき、しゃがむのも億劫でめんどくさいと感じる自分に喝を入れるものでした。地面と距離が近い頃は幼くて、まだ世の中のこと全てを知らなかったから探すことだけに集中していたけど、身体が大人になるにつれて”見えなくなったもの”が増えていることにも気付いていない世間知らずな自分を漂わせます。正直、ここの歌詞だけ切り取って大々的に大人に見せつけてみたい。そう思う歌詞でした。

神頼みな時点で無駄

永遠なる勘違いを、叶えてよ神誓い

Uta-net

ちょっと厳しめなことを書かせてもらうと、この主人公は神に頼る回数が多いなと感じました。歌詞にも”神様に誓うから”という語句を8つほど使用されていました。確かに神様の力を信じることは大事ですが、他力本願な性格だからこそ、この主人公の勘違いはずっと報われないのかなと思いました。でも、神頼りだとしても自分で告白をするというシチュエーションを3回経験できた主人公はかっこいいなと感じました。岡ちゃんの恋がいつ報われるのか、ムズムズしながら何回もこの楽曲を聴き返しています。

さいごに

今回は、YOAKEさんの『ボーイズドントクライ』について記事を書かせていただきました。この記事を通して『ボーイズドントクライ』を聴いてほしいですし、"YOAKE"さんの魅力にも気付いてくれると嬉しいです。引き続き、このサイトでは”音楽評論”についての記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。では。

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