今回は、アーチー・マデクウィ主演の映画『グランツーリスモ』を観た感想を連ねていこうと思います。観る前からこの映画はノンフィクションだと知っていたので、そういう風に観たのですが”かっこいい”に尽きます。周りの期待に応えて、天文学的な数字になるであろう運命を掴んだ男性の物語は素晴らしかったです。下記で、詳細を紹介します。
『グランツーリスモ』のキャスト一覧
キャスト一覧
登場人物 | キャスト | 翻訳版 |
---|---|---|
ヤン・マーデンボロー | アーチー・マデクウィ | 松岡 禎丞 |
ジャック・ソルター | デヴィッド・ハーバー | 三宅 健太 |
ダニー・ムーア | オーランド・ブルーム | 三木 眞一郎 |
マティ・デイヴィス | ダレン・バーネット | 浪川 大輔 |
レスリー・マーデンボロー | ジェリ・ハリウェル=ホーナー | 園崎 未恵 |
スティーヴ・マーデンボロー | ジャイモン・フンスー | 大塚 明夫 |
山内 一典 | 平 岳大 | |
ニコラス・キャパ | ヨシャ・ストラドフスキー | 石川界人 |
パーソル | ニクヒル・パーマー | 畠中祐 |
スタッフと主題歌
項目 | 概要 |
---|---|
監督 | ニール・ブロムカンプ |
脚本 | ジェイソン・ホール、ザック・ベイリン |
日本語吹替版テーマ曲 | T-SQUARE「CLIMAX」 |
『グランツーリスモ』のあらすじと解説
あらすじ・ストーリー
ヤンは、父親が呆れるほどドライビングゲームに熱中していた。ある日、世界中の『グランツーリスモ』プレイヤーを本物のレースに出場するプロレーサーを育成・選抜するプログラムが立ち上がる。参加したヤンは、想像を超えるアクシデントを乗り越え夢を目指す。
映画ナタリー
解説
1997年に発売された、人気ドライビングゲーム『グランツーリスモ』から生まれた実話を映画化。ゲームに夢中の少年がプロレーサーを育成するプロジェクトに参加し、本物のカーレーサーを目指す。監督は『第9地区』のニール・ブロムカンプ。出演はデヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ、ジャイモン・フンスーら。
映画ナタリー
『グランツーリスモ』初見の感想
今回この映画をIMAXで観たのですが、やはり臨場感が凄かったです。自分はカーレースと縁もゆかりもないので、その場にいるような感覚になれたのは斬新でした。映画の内容に関しては、一人の人間が夢を追い続けて自分の手で夢を掴むというものでした。ちょっと嫌だなと思ったのは、大人の世界で繰り広げられるマーケティングの考えだったり狡いやり口で勝とうとする人を見るのがしんどかったです。でも、世の中にいる”ゲームで頑張りたい”と思っている人には勇気を与える一作になっていると感じました。
カーレースには付き物の生と死が表現されていて、何ともいえない気持ちになりました。”自分が人を殺した”と思って現役を引退する人もいれば、”事故だった。あなたは悪くない”と言ってくれる人がいたりとその人なりの悩みを垣間見ることができます。今の生活に退屈を感じる人や、ワクワクしたものを観たいけど何もないと思っている人には是非観てほしいです。
『グランツーリスモ』印象に残ったワンシーン
今回、『グランツーリスモ』を観た上で印象に残ったシーンを幾つか紹介しようと思います。ネタバレはしないので、ご安心を。逆に観たくなるようなシーンを切り抜いて、自分独自の言葉で表現します。この記事を読み終わる頃には、映画を観てしまうでしょう。
ノンフィクションだということ
まず、改めて言いたいのですがこれは”ノンフィクション”です!エンドロール冒頭には実際に、ヤン・マーデンボロー本人の映像を挿入されており”かっこいい”と思いました。あと、後ほど知った情報としてヤン・マーデンボロー(本人)も映画の中で車を運転していたみたいで。凄すぎます。日産のプロレーサーだなんて、恐ろしい。応募をすることも、実際に乗ってみるということも、プロになってしまうということも、勇気が凄いと思いました。自分と合わせて、自分の不甲斐なさを再確認できました。
事故を起こすシーン
自分が想像していた映画は、ある程度の負があって最後には喜びがあるのかなと思っていたのですが、負が凄く多かったです。スピードの出し過ぎで浮いてしまい、観客席に突っ込んで人を殺めてしまうというシーンだったり、事故を起こす瞬間がフラッシュバックして運転に集中できないシーンも上手く表現されていて凄いです。そこから立ち直ってプロがいる中で3位を獲得するというシーンは感動ものです。
信頼するシーン
"ヤン・マーデンボロー"とトレーナーである"ジャック・ソルター"の信頼関係も感動するものがありました。最初はイラつく言葉ばかりを言っていたのに、最後のレースになるとヤンを信じるシーンがあって、こんな関係っていいなと思いました。ゲームで経験していたからこそ、自分なりの道があるのかなと思うとゲームで得れるものもあると感じました。あとは、自分を信じることと自分を信じてくれる人を大事にすることを学べました。
さいごに
今回は、『グランツーリスモ』を観た感想と印象に残ったワンシーンを紹介していきました。どうだったでしょうか。観たい!と思ってくれると幸いです。グランツーリスモ関係者の皆さん、ワクワクさせてくれて今の自分の不甲斐なさに気付かせてくれて本当にありがとうございます!引き続きこのサイトでは、映画評論について更新していくので随時覗いて見てください。