映画評論

映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』を観た感想|生誕90周年記念

今回は、映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』を観た感想を書いていこうと思います。藤子・F・不二雄さんが生誕90周年記念ということもあるらしく、そこで音楽に関する作品を製作したことは素敵だなと感じました。映画ならではの音響があり、シンフォニーを奏でられているときの耳は幸せになれます。下記で感想をいくつか書いていきます。

『のび太の地球交響楽』のキャスト一覧

キャスト一覧

キャラクター名声優名
ドラえもん水田 わさび
のび太大原 めぐみ
しずかかかず ゆみ
ジャイアン木村 昴
スネ夫関 智一
ミッカ平野 莉亜菜
チャペック菊池 こころ
公式サイト

スタッフ一覧

QA
原作藤子・F・不二雄
監督今井 一暁
脚本内海 照子
音楽服部 隆之
キャラクターデザイン河毛 雅妃
総作画監督河毛雅妃 / 中野悟史
主題歌Vaundy『タイムパラドックス
公式サイト

『のび太の地球交響楽』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

音楽会を前にリコーダーを練習するのび太の前に、不思議な少女・ミッカが現れる。のび太の吹く音を気にいった少女は、音楽をエネルギーにする惑星の音楽の殿堂にドラえもんたちを招く。殿堂を復活させる音楽の達人を集める一方で、音楽の未来に危機が訪れ……

映画ナタリー

解説

藤子・F・不二雄生誕90周年で製作された『映画ドラえもん』シリーズ43作目。音楽がエネルギーになる惑星へ不思議な少女に導かれて訪れたのび太たちが、音楽を守るため奮闘する。監督は、『映画ドラえもん のび太の宝島』の今井一暁。脚本はTVアニメ『ドラえもん』を手がける内海照子。主題歌はVaundyの“タイムパラドックス”。

映画ナタリー

『のび太の地球交響楽』を観た感想

それでは映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』を観た感想を書いていこうと思います。ここでは、映画全体の感想を書くというよりかは”印象に残った箇所”を抜粋し、そこに関する感想を書いていく形式でいきます。自分もここが印象に残ってる、という感想等ある方は気軽にコメントをお送りください!では、いくつか個人的感想を書いていきます。

のび太のおバカ加減も好調

地上波で流れているドラえもんの、のび太のおバカ加減は映画でも絶好調でした。今作は音楽を題材にしているため、最初から演奏会に向けての練習があるのですが、相変わらずリコーダーを上手く演奏できないのび太でした。ジャイアンのいじりや、スネ夫の乗っかったイジりもありましたが、映画ではお決まりの仲間意識が発揮されていました。いざという時に心を合わせられるあの5人は、最強だなと感じました。

伏線の回収が上手い

色々と伏線を回収していくシーンがあったのですが、一番凄いと感じたのは"のび太のお風呂場での一人練習"から派生していった伏線です。これは是非とも映画館で観てほしいのですが、あの理由であの場所に行き、あの場所を指定して世界に音を奏でられるのかと圧倒されました。お風呂場、という音が響く空間だからこそできた解決法ですよね。この伏線を考えた方は天才的だと感じました。

戦闘シーンはない

拳と拳で戦うというシーンや、銃を使った戦闘シーンはなかったのですが、その代わりにシンフォニーでノイズをやっつけるという話でした。常日頃からノイズには悩まされるので、こうして本当にノイズを倒すことができればいいのにな、と思ってしまいました。あまり見ることのない戦い方だったので、新たな捉え方をできる映画だなと感じました。

90周年に相応しいシンフォニー

ドラえもん、という全世代から愛されるアニメだからこそできたのか、と思うのですが、劇中で「拍手をしてシンフォニーを奏でる」みたいなシーンがありました。そこで小さな子が手を叩くなど、自分も映画の一員になれている気分を味わうことができる作りだったので、子供から愛される理由も分かりました。誰かの作った作品を一方的に観る映画が多い中で、自分も参戦できる映画は初めてだったのでワクワクしました。今作が90周年記念の作品ということなのですが、流石だ、の一言に尽きます。

さいごに

今回は、映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』を観た感想を書いていきました。どうだったでしょうか。ドラえもんと出会い何十年も経ちますが、相変わらずの面白さと安定感があり好きだな、と気付かされるものとなりました。ぜひ一度、劇場で観てほしい作品です。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。