今回は、映画『ボーはおそれている』を観た感想を書いていこうと思います。この作品は、ミッドサマーの監督「アリ・アスター」とジョーカー役を演じた「ホアキン・フェニックス」の最狂コンビが作り出した世界観を180分ほど観続けるものとなっています。映画にしては長いので途中でトイレに行かなければならないかもしれないです。下記で、観た感想を書いていきます。
『ボーはおそれている』のキャスト一覧
キャスト一覧
名前 | 名前 | 名前 |
---|---|---|
ホアキン・フェニックス | パーカー・ポージー | Armen Nahapetian |
カイリー・ロジャーズ | マイケル・ガンドルフィーニ | エイミー・ライアン |
パティ・ルポーン | ゾーイ・リスター=ジョーンズ | ネイサン・レイン |
アーチー・マデクウィ | ジュリア・アントネッリ | スティーヴン・ヘンダーソン |
スタッフ一覧
Q | A |
---|---|
監督 | アリ・アスター |
製作 | ラース・クヌードセン / アリ・アスター |
原案 | アリ・アスター |
脚本 | アリ・アスター |
撮影 | パぺウ・ポゴジェルスキ |
衣装 | アリス・バビッジ |
編集 | ルシアン・ジョンストン |
『ボーはおそれている』のあらすじと解説
あらすじ・ストーリー
ボーは些細なことでも心配になってしまう怖がりの男性だった。ある日、先ほどまで電話をしていた母の怪死の報せを受け、帰郷しようとするボーだったが、アパートの玄関を開けると、目の前に広がるのはいつもの日常ではなく、現実とも妄想ともつかぬ世界で……
映画ナタリー
解説
『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督が、ホアキン・フェニックス主演でタッグを組んだ冒険スリラー。母親の突然の訃報を受けて、帰省しようとする怖がりの男性が、玄関を開けた途端に日常とかけ離れた不可思議な世界で冒険を繰り広げていく。共演はネイサン・レイン、エイミー・ライアン、パーカー・ポージー、パティ・ルポーンら。
映画ナタリー
『ボーはおそれている』を観た感想
それでは実際に、映画『ボーはおそれている』を観た感想を書いていきます。ここでは全てを書くのではなく、特に印象に残った箇所を抜粋し書き、その感想を書いていく形式でいこうと思います。ネタバレになってしまう部分があるかもしれないので、まだ映画を観ていない方は観てから「ここ自分も印象残ってる~」と思いながら読んでくれると嬉しいです。
悪夢の連続とはこのこと
冒頭は、子宮から生まれてくる子供の目線で始まります。そのため、何かうめき声が聞こえるけれど画面が真っ暗なので、恐怖心を煽られる感じがします。そこからボーの人生は始まるのですが、そもそも映画のタイトルは「ボー」なのに劇中では「ボウ」と呼ばれており、共通した方がいいのになと思いました。終始、意味の分からない話を見させられている感じがしますが、たまに笑えるシーンや大人なシーンがあることは魅力なのかなと感じます。悪夢のような、もう観たくないと思わせられる作りにしているのかなと思いました。
恋人と観るのはおすすめしない
ここで断言しておくと、恋人と観ることはおすすめしません。気まずくなってしまうシーンがあったり、天井裏に大きな男性の陰部があったりと、海外なら当たり前なことかもしれませんが日本のようなセンシティブな人たちにはあまり良い思いをさせないシーンがありました。ただ、面白いなと感じたこととしては、自分の2つ前の席に座っていた女子高生2人組が映画終わりに「⚪︎⚪︎⚪︎(陰部)デカすぎ」と言っていたのが耳に入ったときは流石に笑ってしまいました。
歪な愛の結晶
映画の一部一部を観ていくと意味が分からないですが、全体を通して観てみると歪な愛が絡んでくることが分かりました。母の「親から愛を受けることができなかった。だから私は子供に最大の愛を注いであげた」みたいな台詞は刺さるな〜と感じました。その愛を受け入れ、返そうとしているボーですが、母はその愛を感じ取れなかったようでラストシーンは衝撃的だと感じます。ぜひ、劇場で観てみて下さい
エンドクレジットの入り方
この映画のエンドクレジットは素敵だ、と感じました。曲もなければ映像も映画のラストシーンをバックにしているもので、ただそこにクレジットを表示するという魅力的な作りでした。普段観る映画は背景が黒で、下から上にクレジットが流れていく形式が多いので珍しいなと感じました。さっきまでそこにいた人がいなくて、ただ裏返った船を見ている時間は何だか憂鬱な気分にさせられました。
さいごに
今回は、映画『ボーはおそれている』を観た感想を書いていきました。どうだったでしょうか。自分はこの映画が180分ほどあることを知らないまま観ていたので、「あれ?長くない?」と思いながら観ていました。皆さんはしっかりと、何分あるのか確かめてから観に行くことをおすすめします。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。