名言

長田 弘『読書からはじまる』の名言集|(ちくま文庫)

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今回は、長田 弘さんの書籍『読書からはじまる』に書かれている名言を紹介していこうと思います。Amazonの商品ページには、「自分のために、次世代のために。"本を読む"意味をいまだからこそ考えたい。ひとの世界への愛に溢れた珠玉の読書エッセイ!」と書かれており、本を読む意味を考えさせられる書籍となっています。それでは、下記で名言を紹介していきます。

『読書からはじまる』の名言集

本の位置・本の場所

もう一つの場所、もう一つの地点、もう一つの視点から見させてくれる。そこに、人間が本来、必要としてきた本の位置、本の場所というものがあるのだと思えます。

読書からはじまる

本って、自分が経験していないことを疑似体験できるツールの一つじゃないですか。まだ自分の中で経験していなくて真っ白なパズルが、本を読むことで色がついていくみたいな、そこにはこの本が適していて、本来その経験をして色つくものが本からも得れるようになって、そこが本の位置・場所になるように感じました。本は書店等で「文芸書」だったり「ビジネス書」とジャンル分けされますが、人の内側では「経験済」と「経験未」に分けられていると思いました。本があるというよりかは、本の内容があるべき位置に置かれていると思えました。

友人を見つけること

現実生活の友人はその人が生きているということが前提ですが、本は死んだ人すべてのなかから、自由に自分で、友人を見つけることができる。何千年もの昔に友人を求めることもできる。読むとは、そうした友人と遊ぶということです。

読書からはじまる

本の中に出てくる登場人物に恋をしてしまうのもあります。また、もうこの世にはいないけれど、好きになってしまう作家さんもいる。私は太宰治が好きで、太宰の書籍は勿論、太宰治賞に選ばれる書籍を読んだりします。今の人間関係に疲れたときは、図書館に行ってみるのも一手段だなと思いました。

親しんだ本を再読する

親しんだ本を再読するときには、そこに帰郷したような感覚をもちます。たとえまったく覚えていなくても、しかしこれは自分が呼吸した空気である、言葉であるということを、よみがえらせてくれる本があります。そういう本の記憶をどれだけ自分のなかにもっているかいないかで、自分の時間のゆたかさはまるで変わってきます。

読書からはじまる

自分を読書にハマらせてくれた書籍『20代で得た知見』は、何度読んでも帰郷したような感覚になります。若いうちから読書をして、そのような書籍を一つや二つ持っておくのは大事だなと思いました。今は電子書籍や電子漫画があるのでより見つけやすくなったとは思いますが、自分は今もなお紙書籍を愛しています。愛していても覚えていないことがありますが、再度読んでみると落ち着く感覚になる書籍があれば、余裕も生まれそうです。自分もそういった書籍を作りたいなと思いました。

読むだけではない

ただ読めばいいのではありません。本は上手に読まないと、うそみたいに何ものこらない。上手に読むというのは、読んでよかったと、自分で自分に言える経験をするということです。

読書からはじまる

ただ読むだけではなく、どういう部分が良かったのかを後から言える読み方をするべきだとのこと。売れる本には「謎がある」とどこかの書籍に書かれていましたが、謎の部分を良いと言える書籍も少なからずあります。今読んでいる書籍のどの部分が良いと感じていますか。ぜひ、コメントで教えてください。ただ「読書家は年収が上がるらしいから読んでる」という方は読書向きではないです。自分に合った方法を見出してから、読書はしましょう。

すべて読書からはじまる

すべて読書からはじまる。本を読むことが、読書なのではありません。自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが、読書です。

読書からはじまる

読書って凄く奥深くて、「これってあの書籍に書かれていたことだ」と気付く場面がいくつもあるんですよね。生活していると全て、どこかの書籍に書かれたことなので共通点を見出してあまり怖いと感じなくなるみたいです。自分は最近、『完全自殺マニュアル』という書籍を読んだことで”あそこから飛び降りても大丈夫”や”突っ込んでも骨折程度か”と思うようになりました。読書を経て知識を蓄え、余裕のある大人になるのでしょう。

さいごに

今回は、長田 弘さんの書籍『読書からはじまる』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。読書にハマってまだ数年の自分にとって、凄いと思わせられる言葉ばかりが書かれていました。読書をする上での心構えみたいなものも身についた気がします。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。