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小川 糸『ツバキ文具店』の名言集|のんびりとした空気感

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今回は、小川 糸さんの書籍『ツバキ文具店』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍はテレビドラマラジオドラマにもなっているみたいです。2017年本屋大賞第4位に選ばれ、2017年に刊行された続編『キラキラ共和国 ツバキ文具店』は、2018年本屋大賞候補作のようです。下記で、『ツバキ文具店』に書かれている名言を紹介していきます。

『ツバキ文具店』の名言集

字から表れる人柄

字には、それを書く人の人柄がそのまま出ると思い込んでいた。けれど、それは間違いだった。字が汚いから心も穢れていると考えるのは、あまりに暴力的すぎる。

ツバキ文具店

字が汚ければその人の心も汚れていて、字が綺麗であれば心も綺麗というような安直な考えはあまりにも愚かだということ。綺麗な心の持ち主もたまには汚い字を書くし、汚い心の持ち主もたまには綺麗に字を書く。〇〇 = 〇〇というような考えを持ってしまうのは危ないなと感じました。また、暴力的すぎる思考回路も治さなければいけないと思いました。自分はあまり字を綺麗に書けないほうなので、そう思われてるのかなと思うと寂しいですが、そう思わない人物に自分はなろうと思えました。

仕事を引き受けたら

一度仕事を引き受けた以上、這いずり回ってでも、逆立ちしてでも、血を吐いてでも、きちんと形にしなくてはならない。

ツバキ文具店

本当にその通りです。仕事を受けるということは、自分がそれを完成させるということ。だから間に合わないだとか終わらないというのは無しで、ちゃんと終わらせて形にするというのが最低条件なんですよね。そこからプラスαで良い改善をすれば、なお良い印象を持ってもらえたりする。「終わらないから無理です」と言って形にできないまま残しておくことが許されない世界に足を突っ込んだ以上、血を吐いてでも終わらせなければならないと思うと怖いなと思いました。自分は書籍を作る人間なので納期がありますが、やはり納期に間に合わないと色々な人の迷惑になるわけで、逆立ちしてでも終わらせなければ、という強い思いが沸々と込み上げてきます。

一人ではないということ

ひとりで大きくなったつもりでいたけれど、決してそうではない。私を産み、守り、育んでてれたすべての人たちに、ありがとう、と心の中で伝えた。

ツバキ文具店

自我を持ち始めてからは「一人で大きくなった」と思う人がいるかもしれませんが、自我を持ち始める前は必ず誰しもが誰かに守られながら育てられているわけです。そのことを忘れてはならないと感じました。親のお金で生活をするとか、お金を稼ぐためにアルバイト先にお世話になるとか、人対人が毎日の中であると感じると、全てに感謝しなければならないと思いました。常日頃から「ありがとう」と言える余裕を持っておくべきですね。

たくさん私を見ている

いつだって、自分よりも周りの人の方がたくさん私を見ている。だから、自分はこうだと思っていても、もしかしたら他人は、もっと別の私を見出しているのかもしれない。

ツバキ文具店

いつも鏡で自分を見たりスマホの内カメラで自分を見る回数よりも、圧倒的に他人に自分を見られる回数の方が多いこと。自分はこれが可愛いと思っているけど、周りの人はあれが可愛いと思っているみたいな、自分の意見とは違うものを抱いていると感じました。もしかしたら他人の見る私が正解なんじゃないか、と勘違いしてしまう時期もありますが、自分は自分なので、自分の持つ自分を尊重してあげるべきだと思いました。

失ったものではなく

失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって。

ツバキ文具店

無くしたものを探しているときは何も見つからないのに、別の新しいものを買ったときに無くしたものが出てくるという現象はあるあるですよね。これも、失くしたものを追い求めるより、今あるものを大事にすればいいと書かれています。今が大事なので、過去に囚われるのは勿体無いですよ、と言われている気がしました。

さいごに

今回は、小川 糸さんの書籍『ツバキ文具店』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。自分が言えない思いを代弁してくれるって、凄く有難い存在ですよね。この書籍を通して、心が温かくなる感覚がしました。続編の『キラキラ共和国 ツバキ文具店』もあるみたいなので、興味がある方は見てみてください。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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