映画評論

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た感想

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今回は、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た感想を書いていこうと思います。この作品は原作があり、原作からの続編もあります。映画とはまた違った見方もできると思うので、書籍も合わせて見てみてください。では、下記で映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の詳細についての紹介と感想を書いていきます。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のキャスト一覧

キャスト一覧

名前名前名前
福原 遥水上 垣司伊藤 健太郎
嶋崎 斗亜上川 周作小野塚 勇人
出口 夏希中嶋 朋子坪倉 由幸
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スタッフ一覧

QA
監督成田 洋一
原作汐見 夏衛 - 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
主題歌福山 雅治 - 『想望
ハミング青葉 市子
脚本山浦 雅大 / 成田 洋一
エグゼクティブプロデューサー吉田 繁暁
企画新垣 弘隆 / 西 亜美
プロデューサー西 亜美
配給松竹
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『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

学校も家庭も不満ばかりの百合は、ある日母親と喧嘩して近所の防空壕に逃げこむ。翌朝百合が目覚めると、そこは戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられた百合は、町の人々や彰の仲間たちと出会い、徐々に彼の誠実さに心をひかれていくのだが……

映画ナタリー

解説

SNSで話題になった汐見夏衛の同名小説を映画化したラブストーリー。1945年の日本にタイムスリップした女子高校生が、偶然出会った青年と恋に落ちる。監督は成田洋一。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の福原遥と、『ブギウギ』の水上恒司がW主演を務める。共演は伊藤健太郎、嶋崎斗亜、松坂慶子ら。主題歌は福山雅治の“想望”。

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『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た感想

それでは実際に映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た感想を書いていこうと思います。焦点を絞らずに感想を述べていくのは想像しずらいと思うので、印象に残ったシーンを抜粋して、そこに関する感想をいくつか書いていく形式でいきます。もしかするとネタバレになる可能性もあるので、それを承知の上で読み進めてくれると嬉しいです。

現代から過去に行くシーン

この映画を観るにあたり、”どうやって過去にタイムリープしたのか”が気になったので”雷により時空を飛んだ”というのを見て、そういう風に過去に行ったんだと思いました。電車に突っ込んでタイムリープや、車の速度を物凄く上げてタイムリープする映画があるので、この映画は雷によりタイムリープしました。しかし、過去から現代へ帰る起点は何もなく、ただふっと倒れたら現代に帰っているようでした。夢オチなのかなと思いましたが、夢オチではないようです。

日本は負けるの

「日本は負ける」というセリフを元に、警官と言い争いになるシーンがありました。ここを観た感想を正直に言うと、「私は未来から来た。日本は負ける。でも、ちゃんと生きているし平和になる」と言えばどうなるのだろうと考えてしまいました。日本を信じる警官の思いも分からなくもないですが、こればかりは未来を知っている我々にとっては残酷なことのように感じました。

特攻隊の死に際

特攻隊たちは、上からの命令でいつ特攻するか知らされます。先に飛んだ特攻兵が敵陣の戦艦を沈没させていない新聞を見て、俺が沈めてきます、と言える度胸が凄いなと感じました。特攻兵が色々な人たちに見送られながら飛び立つシーンは美しいようで、悲しさを帯びていました。ひとりひとりが大事なものをそばに置き、一緒に飛び立つと思うとなんとも言えない思いを抱きました。今は生きているけど、数分数時間後にはこの世からいなくなるわけです。そう考えてみると、命を軽く考えすぎていると思いました。戦争は何も生まないし、むしろマイナスでしかない行為だと感じました。

愛する人とは会えない

一番印象に残っていることとして、まず死別になってしまうと絶対に会えない存在となってしまうこと。そして時代を超えてしまうと、より会えなくなってしまうということです。あれほどまで思い出を作ったのであれば、その苦しみは異常なほど大きいだろうなと思いました。会いたくても会えない、でも好きな人が紡いだ手紙は残っており、写真もある。それが唯一の救いだなと思いました。自分や大事な人も、そうやって後世に残るものを作っておくべきだと感じました。

さいごに

今回は、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た感想を書いていきました。どうだったでしょうか。映画の予告から”感動系”ということが分かり、先行試写会の映像では泣いている人の姿も見えたので、ハンカチを持って行って正解でした。泣かないで観るというのは不可能な映画なんじゃないかと思いました。このサイトでは引き続き、"映画評論"の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。