書評

鶴見 済『完全自殺マニュアル』を読んだ感想|有害図書指定問題

この記事は自殺を推奨しておりません。
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今回は、1993年に発行され世間を驚かせた書籍『完全自殺マニュアル』を読んだ感想をまとめていこうと思います。この書籍は主に10代から20代の支持を受けてブームを巻き起こし、100万部以上を売上げるミリオンセラーとなったもののようです。色々と大手メディアから批判がある書籍ですが、評論家・言論界からの評価は肯定的だったみたいです。下記で詳細を書いていきます。

『完全自殺マニュアル』の著者

完全自殺マニュアル』を紹介するにあたり、まずは著者を紹介していこうと思います。ミリオンセラーを達成した書籍の著者とは、どのような人物像なのでしょうか。色々なメディアで大々的に取り上げられたので知っている方も多いとは思いますが、再確認という意味で見ていってくれると嬉しいです。

鶴見 済さんのプロフィール

QA
名前鶴見 済 (つるみ わたる)
誕生日1964年 5月9日 (59歳) 2023年現在
最終学歴東京大学文学部 社会学科
職業フリーライター
活動期間1993年 ~
デビュー作完全自殺マニュアル
公式サイトOfficial Blog
Wikipedia

鶴見 済さんの書籍一覧

作品名金額リンク
完全自殺マニュアル1,282円Amazon.jp
無気力製造工場348円Amazon.jp
人格改造マニュアル840円Amazon.jp
檻のなかのダンス207円Amazon.jp
脱資本主義宣言1,280円Amazon.jp
0円で生きる1,430円Amazon.jp
人間関係を半分降りる1,540円Amazon.jp
著者ページ

完全自殺マニュアルでデビューを果たし、その後も数々の書籍を世に残し続ける鶴見 済さんには尊敬しかないです。社会の考え方をガラッと変えた経験をする人はなかなかいないと思うので、このような方に自分もなりたいなと思えました。

『完全自殺マニュアル』を読んだ感想

それでは『完全自殺マニュアル』を読んだ感想をまとめていこうと思います。ここでは特に、”この話は覚えておいて損はないな”と思ったものを抜粋し、その感想を書いていこうと思います。個人的な意見ですが、覚えておいて損はないと思うので最後まで見ていってください。

大衆薬での自殺

大衆薬で死ぬのは難しいことを頭に入れておく必要はある。が、前出の専門書には「死亡するようなことはほとんどない」と書かれている。つまり、100%ないわけではないのだ。

完全自殺マニュアル

大衆薬とは「医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品」であり、誰でも容易に買える薬のことを言うみたいです。誰でも買えるため、やはり死ぬことは難しいみたいですが「死亡するようなことはほとんどない」と書かれているため、100%ではないとのこと。だとしても大衆薬で死ぬためには、異常なほどの量を飲まなければいけないことになると思うので、合理的ではないなと思いました。

首吊りの長所

首吊りの最大の長所は未遂率が極端に低いことだ。紐が切れたり、紐をかけた木の枝が折れたり、あるいは決行直後10数分以内に発見されたりしないかぎり、成功する確率は100%だといっていい。

完全自殺マニュアル

ちゃんと計画を立てて実行したら、成功率は100%とのこと。そのため、世界的に首吊りが多いのかなと思いました。それに縄一本さえあればどこでも実行できるという手軽さも、選択されるメリットとして挙げられるのでしょうか。遺体は綺麗な状態のものも多いらしいですが、たまにワイヤーなどで首吊りをして首が切断されている遺体もあるみたいです。恐ろしいですよね。どちらにせよ、意識を失い亡くなるという点は合致ですが、死体を処理し葬式などを行う際は綺麗な状態のほうがいいなと思いました。

飛び込みをするなら

車などへの飛び込みに比べて鉄道自殺が多いのは、この手段の致死率が圧倒的に高いからだろう。首吊り、ビルからの飛び降りとともに、まず間違いなく死ねる手段だ。飛び込みをするなら、迷わず電車に飛び込むべきだ。

完全自殺マニュアル

そもそも、車と電車の速さも違いますし、重さも違うので致死率で見れば圧倒的に電車のほうが高いだろうなとは思いました。死にたくはないけれど親に心配されたいという人は車に飛び込み重傷を負い、死にたい人は電車に飛び込んでしまうのでしょうか。電車に飛び込んだ後、亡くなるのではなく、轢死として処理されることも多いみたいです。ちなみに飛び込むのではなく、線路の少し先で寝転んで電車を待つという猛者もいるみたいです。

ひと花咲かせたいと思うなら

とにかく焼身自殺は苦痛に満ちた死に方である。即死できないことくらいは頭に置いておこう。死に方はその人の好き好きだが、ひとりでひっそりと死ぬなら別のやり方をお薦めしたい。ただしあなたがこれまでにさえない人生を送り、死ぬときくらいはひと花咲かせたいと思うのなら話は別だ。

完全自殺マニュアル

焼身自殺は誰しもが「苦しい」と思っているもので、実際に苦しい自殺第一位として挙げても良いかと思います。これに関してはひっそりと死ぬというよりかは、何かを訴えて亡くなりたいだとか自分という存在をこの世に残しておきたい人が選ぶ自殺方法のようです。燃えるような感覚に纏われながら徐々に火傷を負い、息絶えるのだと思うと最期は残酷だなと思いました。

さいごに

今回は、1993年に発行され世間を驚かせた書籍『完全自殺マニュアル』を読んだ感想を書いていきました。どうだったでしょうか。ミリオンセラーということで知っている人も多い書籍ですが、個人的な意見を見てどのように感じたでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”書評”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

この記事は自殺を推奨しておりません。

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