今回は、『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビューを果たした燃え殻さんの書籍『それでも日々はつづくから』に書かれている名言を紹介していきます。「己を鼓舞する呪文がほしい。この本にはそのヒントがあります」と壇蜜さんも推薦するほどの書籍なようです。エッセイが好きという方にはお勧めできる一冊かと思います。下記で名言を紹介していきます。
『それでも日々はつづくから』の名言集
色々と道も人生もある
いろいろな人生がある。道もそれぞれいろいろだ。舗装された高速道路、砂利道、けもの道、道なき道。でも案外僕たちは、その行き着く先が同じようなものだということを忘れがちだったりするのかもしれない。
それでも日々はつづくから
誰もが思いつくことではなく、少しの人が思いつきそうな思いを言葉として上手く表現されていました。道は人それぞれ違うもので、どのような歩みを進めるかは自由ですが、ほとんどの道で行きつく先は同じだということのようです。人は道を選ぶことに神経を注ぎますが、結局は同じところに辿り着くということを忘れないでいることが大事だということです。行きつく先は”死”ですが、そこに行く過程を楽しみたいなと思いました。
死にたくなる出来事
決定的に死にたくなる出来事は、そんなに起きないけれど、日々少しずつ磨耗して、"どっちかというと消えたい"くらいの傷だらけで生きている。
それでも日々はつづくから
本当にこの通りだと思いました。「決定的に死にたくなる出来事」はなかなか起きないけれど、日々の摩耗で消えたいと思い始めたりする。真夜中の”深く考え込みすぎる時間帯”は死にたいとも思ったりはしますが、トータル的に消えたいと思う回数のほうが多いんだと思いました。「死ぬこと以外、かすり傷」という言葉がありますが、かすり傷さえも痛くなったときはどうすればいいのでしょうか。。
無言で訴えてくる人間
人と話すときマウントを取らないと死ぬんじゃないか、という人間がこの世には存在している。とにかく自分は物知りで社会経験もあり、金にも不自由していない。さらにマナーも熟知しているんだぞ、と無言で訴えてくる人間がいる。
それでも日々はつづくから
これに関しては、女性の世界で多いんじゃないかと思いました。勿論、男性の世界でもマウントの取り合いみたいなものは存在しますが、女性のほうがこの手の争いは多いように感じます。実際、相談をよく受けますが「マウントをとってくる女友達をどうあしらえばいいか分かりません」という内容が多いです。「無言で訴えてくる人間」とここでは表現されていますが、”自分はそれ知ってますよ”と言わんばかりのオーラを出す人もいますよね。そのような人に出会ったとき、どうするのが正解なのか義務教育で教えてほしいものです。
好きにやれよ
世の中にこれしかない!なんてことはないから。そもそも答えなんてないから。あっち行ったりこっち行ったりしてる間におしまいになるだけだから。好きにやれよ。
それでも日々はつづくから
世の中の正解を探すよりも、自分の思う正解を突き詰めればいいんじゃないかなと思いました。周りに合わせることが正解となりつつある世の中で、自分だけの正解を探すのは怖いと感じる人がいると思います。しかし平均寿命80年の日本で楽しく生きていくには、自分の好きなようにやることが正解だと自分は思いました。就職しないで好きなことをしていくとか、進学しないで好きなことを継続するとか、第三者から見れば変なやつかもしれないですが、そういうのを気にせずにできる人は凄く強いですからね。後悔せず、生きていければそれは最大限の幸せになると思いました。
まともな大人の役割
つまらない大人の話を聞いてあげることも、まともな大人の役割だと思うよ。
それでも日々はつづくから
これから就職をして、社会人の仲間となる学生に是非とも見てほしい言葉でした。つまらない大人のジョークだったり、冗談をどう聞いてあげられるのか。あえて何も言わずに聞いて、それっぽく反応してあげるのが”まともな”大人の役割だということでした。しかしこういう社会があるということ自体、退屈に感じてしまうのは自分だけでしょうか。つまらない大人がどうすればいなくなるのか、考えたくなる言葉でした。
さいごに
今回は、燃え殻さんの書籍『それでも日々はつづくから』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。日報代わりに始めたTwitterから個性を伸ばし、今は24万人を誇るアカウントの運営主である燃え殻さんの紡ぐ言葉は共感できるようなものが幾つもありました。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。