【森岡 毅】｜『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の感想

今回は、森岡 毅さんが書かれた書籍『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』を読んだ感想をまとめていこうと思います。森岡 毅さんは、”日本を代表するマーケター”と称されるほどで、これまでにも複数の企業を立て直してきた人物です。そんな彼がどのようにして成功を引き寄せるのか、それらもまとめていこうと思います。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の著者

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』を紹介するにあたり、著者である”森岡 毅”さんについての紹介もしていこうと思います。USJという大人気のアトラクションパークを劇的に変えるほどの"森岡 毅"さんとは、一体どのような方なのでしょうか。これまでに立て直してきた企業も紹介します。

森岡 毅さんのプロフィール

森岡 毅さんの書籍一覧

こう見ると、何か物事を変える人は”本を書く”という習慣があるのかなと思いました。最初は「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか？」という疑問から出た書籍なのに、最後のは「誰もが人を動かせる！あなたの人生を変えるリーダーシップ革命」という自分についての書籍で、流れが見て取れました。どのようにして自分を見てもらうか、勉強になりました。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』を読んだ感想

それでは、『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』を読んだ感想をまとめていこうと思います。ここでは、”この箇所は大事だな”と思った部分を抜粋し、そこに関しての感想を書くという形式でいこうと思います。ぜひ、最後まで見ていってください。

クリエイティブな人間達

USJの今の必勝パターンは、まずはマーケティングが消費者や市場が望んでいるものを分析し、何を作るべきかを洞察して決めます。次にそれをどのように作るのかという段階で、クリエイターやプロデューサーらの作り手が必死にアイディアと技術を駆使して作っていきます。エンターテイメントの傑作は彼らのクリエイティブな人間達の創造性抜きにしては決して生まれません。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

「エンターテイメントの傑作は彼らのクリエイティブな人間関係の創造性抜きにしては決して生まれません」と書いているあたりが、”本当に信頼しているんだな”と感じました。自分には自分のやるべきことがあって、他人には他人のすることがある。自分はここまでするからあなたはここからお願いね、という風に線引きをすることも大事なんだなと思いました。

マーケターという仕事

自分起点で周囲を説得し倒して、人を動かすことが重要。自分が信じる正しい方向に、自分以外の全員を説得して巻き込んでいく気概が必要になります。大変ですけど、やりがいも凄まじいものがあります。マーケターとはそういう仕事です。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

自分が信じる正しい方向を正しいと思わない人がいるものだけど、そこをどのようにして説得させるのかが大事なように感じました。マーケターという仕事は難しくて、人を動かすので頭をフル回転させると思うけれど、その分のやりがいや達成感は気持ちの良いものなんだろうなと思いました。自分は本を売るという商売をしているので、どのようにして人を動かすかに焦点を置いて頑張ろうと思えました。

マーケティングの本質

マーケティングの本質とは「売れる仕組みを作ること」です。どうやって売れるようにするのかと言うと、消費者と商品の接点を制する(コントロールする)ことで売れるようにするのです。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

マーケティングの本質を、真のマーケターから直々に教わることができました。単純に「売れる仕組みを作ること」と書かれていますが、それが意外と難しいものです。まずはどの商品にするのか、そしてどのターゲット層を狙うのか、地域はどのへんがいいのかなど、色々と目をつけるべきことがあります。消費者と商品の接点をコントロールすることで売れるみたいですが、ここの領域に達するまでは相当な時間が必要だと思いました。

選択と集中

やることを選ぶということは、同時にやらないことを選ぶということ。これが戦略の核となる考え方の「選択と集中」です。

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ここの言葉、人生にも当てはまるよなと思いました。いま自分が選択してしている行動の裏では、選択しなかった行動が流されていくということ。ちゃんと見極めて”その選択をして大丈夫なのか”という考えを抱くべきだなと思いました。戦略の核にもなるらしいので、この言葉を覚えておくだけで人生も戦略も少しは変化が現れるのかなと感じました。

奇跡のような国

高い就労モラル、現場の団結力、皆で力を合わせて良いものを作ることが大好き、そんな生産性の高さが社会の隅々まで行き届いている、こんな奇跡のような国は日本ぐらいです。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

森岡 毅さんは凄く良い方なのでこのような表現をしていますが、逆の考えをしてみると、”残業をしてまで仕事をする人がいる”というのが現状です。周りと違うことをすると叩かれたりするから怖くて、”仕事をする”という選択をする人も多いように感じました。しかし森岡 毅さんのこの言葉を見て、このように表現すれば日本は奇跡と言えるくらいの国だなと思いました。

さいごに

今回は、『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』を読んだ感想を書いていきました。どうだったでしょうか。日本を代表するマーケターだからこそ、一言一句が重く心に突き刺さりますよね。この記事を通して、少しでもこの書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”書評”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。