今回は、『愛だけが残る』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この本の著者は、韓国国内で累計110万部を突破するほどの有名作家みたいです。一作目には『花を見るように君を見る』があるなど、韓国内で人気があるようです。そんな方の名言を、下記で紹介していきます。
『愛だけが残る』の名言集
祝福
空を抱きしめて、大地を抱きしめて、余った力で、きみまで抱きしめてあげたい。
愛だけが残る
著者である"ナ・テジュ"さんは、空を抱きしめ、大地を抱きしめ、余力できみを抱きしめると書かれていました。素直な意見を言わせてもらうと、読んでいて「余力で抱きしめるなら、一旦休憩してから最大限の力で抱きしめてくれ~」と思いました。理由としては、「私ってこんなに弱い力で愛されてるの?」と相手を不安にさせるんじゃないかと思ったからです。あくまで自分の個人的な意見です。皆さんも、自分の意見と照らし合わせながら読んでいってくれると嬉しいです。
愛 2
愛してしまいそうで怖いのです、あなたを。いつか、あなたを憎むかもしれないし、あなたと別れるかもしれないからでしょう。憎んでしまいそうで怖いのです、あなたを。憎む気持ちがしこりになって、自分のことをもっと憎んでしまいそうだからでしょう。いまではあなたを、愛さないことが、ぼくの愛です。
愛だけが残る
最後の一文にある「いまではあなたを、愛さないことが、ぼくの愛です。」は、格好良いなと思いました。ずっと愛してきて、愛する方法をいくつも試してきた結果、もう愛さないということさえも愛なんじゃないかという境地に辿り着いたのでしょうか。どのような経験をして、どのような人生を過ごすと、このような境地に行けるのか気になりました。
ぼくがきみを
ぼくがきみをどれだけ好きなのか、きみは知らなくてもいい。きみを好きな気持ちはただぼくのものだから。ぼくの慕う気持ちはぼく一人のものだとしても、満ちあふれるものだから・・・。ぼくはもう、きみなしでもきみを、好きでいられる。
愛だけが残る
自分がきみを思う気持ちは、きみは知らなくてもいいという話です。自分はよく「好きなら好きと言ってしまわんかい」と言ってしまうのですが、この言葉を見て”自分の気持ちを相手に知られないまま、好きでいたい人もいるのかな”と思えました。最後のほうの「ぼくはもう、きみなしでもきみを、好きでいられる。」という言葉は、一つ上にある"愛 2"とどこか似ているなと感じました。
花 3
きれいだからではない。有名だからではない。多くを持っているからでもない。ただきみだから、きみがきみであるから、会いたいのであり、愛おしいのであり、気にかかるのであって、ついには胸に釘となって打ち込まれる。理由はない。あるとすれば、ただひとつだけ。きみがきみであるという事実!きみがきみであるから大切なのであり、美しいのであり、愛おしいのであり、漲っているんだ。花よ、ずっとそのままであれ。
愛だけが残る
あくまでも、君が持つ美貌や権力、才能や能力を好きなのではない。きみがきみであるから好きなんだという言葉。物凄くかっこいいなと思いました。お金を沢山持っているからとか、有名人と仲良いからとか、自分を大きく見せようとする人がいる中で、「自分は、きみはきみであるから、会いたいし愛おしいのだ」と言えるのは素敵ですよね。結婚相手に求める条件として、”優しさ” ”人柄” "相性" "金銭面"諸々ありますが、”君だから”という理由だけで結婚するのもいいのかなと思ってしまいました。
裸足
きみの裸足を、ぼくが恥ずかしく思わなくなるまで。ぼくの裸足を、きみが恥ずかしく思わなくなるまで。それが信頼、もうひとつの愛。恥じらいも愛であり、信頼はそれ以上に愛だから。
愛だけが残る
好きな人の裸足を見る機会って早々ないんじゃないかと思います。勿論、一緒に海に行ったときとか温泉に行ったときとか、靴と靴下を脱ぐシチュエーションの場合は見れますが中々ないと思います。だからこそ、裸足を見せるのも見るのも恥ずかしいと思わなくなるまでが信頼なのかなと著者は言っています。「恥じらいは愛であり、信頼はそれ以上の愛」と書かれており、確かになと納得のいく言葉でした。
ぼくの好きな人
ぼくの好きな人は、悲しいことを当たり前に悲しみ、苦しいことを当たり前に苦しがる。他人の前に立つとき、驕ることなく他人のうしろに立つとき卑屈にならない。ぼくの好きな人は、憎むものを当たり前に憎み、愛するものを当たり前に愛する。ただ普通の人だ。
愛だけが残る
好きな人の理想像として、何かしら個性を挙げようとする人がいるんじゃないかと思います。ですが著者は、”普通の人”と定義しています。そりゃそうだなと思いますし、でも違うんじゃないかと思ったりもしますが、当たり前のことを当たり前にできる人って中々いないよなと考えたりもしました。この本は奥が深く、沢山考えるきっかけを与えてくれるもののような気もしました。
さいごに
今回は、『愛だけが残る』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。心に響く名言を見るだけでなく、"ぼくの好きな人"の最後のほうに書きましたが、この本は考えるきっかけを与えてくれる本でもありました。ぜひ、読んでみたいと思った方はお手に取ってみてください。このサイトでは引き続き、”名言”についての記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。