今回は、映画『四月になれば彼女は』を観たレビューを書いていこうと思います。この映画に関しては、書籍化もしており、映像と文字、この2つの視点から楽しめる作品です。佐藤 健さんと川村 元気さんは同じ作品を作ることが多く、今作もこのツータッグが組んでいるので感動するだろうな、と容易に想像できました。それでは、映画の詳細やレビューを書いていきます。
『四月になれば彼女は』のキャスト一覧
キャスト一覧
名前 | 名前 | 名前 |
---|---|---|
佐藤 健 | 長澤 まさみ | 森 七菜 |
仲野 太賀 | 中島 歩 | 河合 優実 |
ともさか りえ | 竹野内 豊 | -- |
スタッフ一覧
Q | A |
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監督 | 山田 智和 |
脚本 | 木戸 雄一郎 / 山田 智和 / 川村元気 |
撮影 | 今村 圭佑 |
音楽 | 小林 武史 |
原作 | 川村 元気『四月なれば彼女は』(文春文庫) |
主題歌 | 藤井 風『満ちてゆく』(HEHN RECORDS/UNIVERSAL SIGMA) |
配給 | 東宝 |
『四月になれば彼女は』のあらすじと解説
あらすじ・ストーリー
4月。精神科医の藤代俊に、かつての恋人・伊予田春から10年前の初恋の記憶を綴った手紙が、ウユニ塩湖から届く。その後も世界各地から春の手紙が届いた。その頃、俊は婚約者の坂本弥生と結婚準備をしていたが、俊にある謎かけを残して、弥生は姿を消す。
映画ナタリー
解説
川村元気の同名小説を、佐藤健を主演に迎え映画化したラブストーリー。かつての恋人から手紙を受け取った精神科医が、失踪した婚約者を捜し求める。監督は、ドラマ『青と僕』を手がけた山田智和。共演は長澤まさみ、森七菜、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊ら。音楽は小林武史が担当する。主題歌は藤井風の“満ちてゆく”。
映画ナタリー
『四月になれば彼女は』を観たレビュー
それでは、映画『四月になれば彼女は』を観たレビューを書いていこうと思います。ここでは特に”印象に残っているシーン”を抜粋し、そこに関しての感想を書いていく形式で行きます。ネタバレになるような感想があるかもしれないので、映画を観終わってから続きを読んでくれると嬉しいです。時系列はバラバラなのでご了承ください!
愛を長く保つために
自分が一番、この映画でグッときた言葉が、「愛を終わらせない方法、それは?」という問いの回答として挙げられた「手に入れないこと」です。愛が生まれると必ず、何にでも手に入れたいという欲求が湧きますが、手に入れてしまっては愛が長く続かない可能性があるという意味があるんだよなと思いました。それこそ、愛している人のことは全てを知りたくなるけれど、知ってしまっては愛が愛ではない気がしそうで、手に入れないことが妥当だな、と感じました。
映像が美しい
「ウユニ・プラハ・アイスランド、あなたと行くはずだった場所を巡り、やっと分かったことがあります」という言葉があり、実際に一人で巡る映像があるのですが、本当に映像が美しかったです。特に、アイスランドのブラックサンドビーチのシーンは”美”そのもので、森 七菜さんが倒れた後に少しだけ波だけを映すシーンがあったのですが、引き込まれそうな色合いで唖然としてしまいました。
愛が分からない人のため
この映画は、愛が分からない人にとっては教科書のような作品になると思いました。「私たちは愛することをサボってしまった」「手に入らないものだからこそ愛することができる」「人は、近くにいる人を、さらに言えば自分を一番分かっていない」など、愛に関する名言がいくつものシーンに散りばめられており、心を突き刺すような、グサグサと来る言葉が沢山ありました。
証明写真機・プリクラ
お互いが愛を深め合うシーンが流れるようにあり、その中でも証明写真でプリクラのように撮るシチュエーションは自分も真似したいなと思いました。証明写真機は証明写真、プリクラ機はプリクラという固定概念が壊されたので、なんだか嬉しい気持ちになれました。少し大人なシーンがあるので、気まずい可能性はありますが、佐藤 健さんも長澤 まさみさんも綺麗すぎて見惚れました。
さいごに
今回は、映画『四月になれば彼女は』を観たレビューと映画の詳細を書いていきました。どうだったでしょうか。佐藤 健さんの出演する映画はなんでこんなに、泣きたくなるようなものなのでしょう。死ぬまでに一度は、佐藤 健さんにお会いしたいなと思いました。そしてお礼を言いたいな、と思いました。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。