映画評論

映画『法廷遊戯』を観た感想|主演:永瀬廉 (King&Prince)

今回は、永瀬 廉さんが主演を演じる映画『法廷遊戯』を観た感想を書いていこうと思います。『法廷遊戯』は原作があり、その映画化という形みたいです。ちなみに永瀬 廉さん主演の映画『真夜中乙女戦争』もあります。ぜひ、時間がある場合はそちらも見てみてください。最後のほうには”印象に残っているシーン”についての感想も書いていくので見ていってください。

『法廷遊戯』のキャスト一覧

キャスト一覧

名前名前名前
永瀬 廉杉咲 花北村 匠海
戸塚 純貴黒沢 あすか倉野 章子
やべ けんじタモト 清嵐柄本 明
生瀬 勝久筒井 道隆大森 南朋
映画.com

スタッフ一覧

QA
原作五十嵐律人『法廷遊戯』(講談社文庫)
監督深川 栄洋
脚本松田 沙也
主題歌King & Prince「愛し生きること」(UNIVERSAL MUSIC)
制作MMJ
配給東映
Drama & Movie

『法廷遊戯』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

弁護士の久我清義は織本美鈴、結城馨と同じロースクールに通っていた。当時、同級生たちの間で裁判を模したゲームが流行っており、清義たちも参加していた。清義は希望通りに弁護士の道へ進むが、美鈴は殺人の容疑者として収監され、馨は命を落としていて……

映画ナタリー

解説

五十嵐律人が司法修習生時代に発表し、第62回メフィスト賞に輝いたミステリー小説を映画化。同じロースクールへ通い、弁護士、被告人、死者となった3人が学生時代に行っていた裁判ゲームの記憶をたどっていく。監督は『神様のカルテ』の深川栄洋。主演は連続テレビ小説『おかえりモネ』の永瀬廉。共演は杉咲花、北村匠海、柄本明、生瀬勝久ら。

映画ナタリー

『法廷遊戯』を観た感想

それでは、実際に『法廷遊戯』を観た感想をまとめていこうと思います。焦点を絞らずに書くのは分かりにくいと思うので、特に自分は”ここ印象に残ったな”と思うシーンを抜粋し、そこに関しての感想を書いていく形式でいきます。ネタバレになる可能性があるので、映画を観ていない方は観てから続きを読んでくれると嬉しいです。

永瀬 廉さんの過去がバレるシーン

最初に”これだけは書いておかないとな”と思ったので、書きます。永瀬 廉さんの過去の殺人事件を大学の友人たちにバレるシーンは流石に、現実味がないなと思いました。というのも、その教室にいた学生たちが手で机を叩き始めたからです。フィクションなのは分かりますが、自分はそのシーンを観て”現実でこんなことされたら怖すぎるよな”と思っていました。

無辜ゲームをする余裕はあるのか

映画冒頭、「無辜」についての意味を永瀬さんが説明してくれました。始まり方が『真夜中乙女戦争』と少し似ているかなと感じました。司法試験を受ける学生たちの間で流行っている無辜ゲームがありましたが、そのようなことをする余裕はあるのかなという素朴な疑問を抱きました。自分はこれほどまでに難しい試験を受けたことがないので分かりませんが、無辜ゲームをしている時間があるのであれば勉強をすればいいんじゃないかと思いました。ごく個人的な感想です。

杉咲 花さんの怪演

この映画を観ていて本当に凄いなと思ったこととして、杉咲 花さんの演技は見入ってしまうほどに不気味で狂気染みたものでした。出演者にはそれぞれの過去があり、北村 匠海さんは父親の冤罪、杉咲 花さんは施設の人によるセクハラ、永瀬 廉さんは北村 匠海さんの父親を殺害、3つの過去がそれぞれで描かれており、その中での杉咲 花さんの怪演はぜひとも劇場で観てほしいと言えるほどでした。"普段は大人しいのかな"と思っていたので、あれほどに狂気染みた演技を観たときは固唾を吞んでしまいました。

杉咲 花さんの無罪

色々とあり、映画も終盤に差し掛かるころ、永瀬 廉さんは弁護士を辞めるという決断をしました。理由として、北村 匠海さんの父親を殺したという罪をずっと隠し通すのはいけないことだと思っているからだというように感じました。最終的にシナリオ通り、杉咲 花さんは無罪となりましたが、最後の最後に永瀬 廉さんがその結果を見て、笑顔でどこかの建物に入る描写がありエンドロールが流れ始めました。ここからは自分の考えなのですが、永瀬さんは杉咲さんの無罪を見てから警察署に出頭したんじゃないかと思います。罪を隠さず償うために、その選択をしたのかなと思うと正直なんだなと思いました。

さいごに

今回は、永瀬 廉さん主演の映画『法廷遊戯』を観た感想をまとめていきました。どうだったでしょうか。ミステリ系の映画が好きな方、非現実的な世界を味わいたい方、永瀬 廉さんを劇場で観たいと思っている方、ぜひ足を運んで観てみてください。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。