書評

夜馬裕の書籍『自宅怪談』を読んだ感想|逃げられない恐怖

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今回は、夜馬 裕さんの書籍『自宅怪談』を読んだ感想をまとめていこうと思います。自分はこの書籍の帯に書かれている「安息の場『自宅』が『獄』となる」という言葉に惹かれて購読してしまいました。自宅の中でも玄関やリビング、トイレなどに焦点を置いて話を変えているため読み進めやすい作りとなっていました。下記で、著者さんの紹介と読んだ感想をまとめていきます。

『自宅怪談』の著者

自宅怪談』を紹介するにあたり、まずは著者である”夜馬 裕”さんについて紹介していこうと思います。『自宅怪談』を読んでみて”どんな人なのかな~”と思ったのに加え、これほどまでに”色々な怪談話を知っているのはどのような経歴だからなのか”など、気になることだらけなのでここでまとめていこうと思います。もっと詳しく知りたいという方はここをクリックしてください。

夜馬 裕さんのプロフィール

QA
名前夜馬 裕 (やまゆう)
年齢1975年 10月1日 (48歳) 2023年現在
星座てんびん座
職業怪談師 / 作家
代表作厭談 祟ノ怪』(2020年)
デビュー作高崎怪談会 東国百鬼譚』(2020年)
主な受賞歴第7回『『幽』怪談実話コンテスト』 優秀賞(2015年) / 竹書房Presents怪談最恐戦 優勝 (2020年)
公式 X夜馬 裕 (やまゆう)公式 X
Wikipedia

夜馬 裕さんの書籍一覧

作品名金額リンク
厭談夜話 (1)715円Amazon.jp
厭談夜話 (2)715円Amazon.jp
自宅怪談1,650円Amazon.jp
厭談 祟ノ怪715円Amazon.jp
厭談 戒ノ怪748円Amazon.jp
趣魅怪談~特殊趣味人が遭遇した21の怪異1,430円Amazon.jp
Amazon.jp

夜馬 裕さんは怪談師をしながらも執筆業をしており、語り上手で文才もあるという、自分が羨ましいと思う方でした。その他にも、『島田 秀平のお怪談巡り』に出演もしており、無料で夜馬 裕さんの怪談話を聞けるというのはお得感があるなと思いました。

『自宅怪談』を読んだ感想

それでは、『自宅怪談』を読んだ感想をまとめていこうと思います。ここでは特に、”この話は印象に残ったな”というものを抜粋して、そこに関しての感想を書くという形式でいこうと思います。この書籍に関する個人的な意見を見たいという方は最後まで見ていってください。

出られない - 玄関の怪異

「私のせいなんです。あの男は、亜希が家から出てくるのを、ずっと待っていたんです。」亜希さんが玄関から出た瞬間、裕子さんにだけに聞こえる、小さな囁き声がした。「やっと…つかまえたぞ…」姿は見えないが、今、間違いなく男の声がした。

自宅怪談

この話は、自宅の前にずっと男性が立ち尽くしており、怖くてずっと家に閉じこもっているママ友の話でした。玄関という、毎日通る場所に居座られるという恐怖がありますし、それが幽霊だということを考えると余計に怖く感じました。主人公はママ友がずっと家に閉じこもっているので自分の家に泊めてあげようと思い迎えに行った際、「やっとつかまえたぞ」と聞こえたみたいでした。人が来るたびに姿を消す幽霊でしたが、目的は”女性が家から出てくること”だったのだと考えると、主人公の善意は悪い方向に傾いてしまったようです。

例の番組 - リビングの怪異

結局、悠馬さんはその申し出を受け、自分の苗字を捨てることにした。とくにこだわりもないので、そのこと自体は気にならなかったが、義母となる女性を初めて紹介された時、凛とした着物姿が、昔テレビで観た女性とあまりにもそっくりだったので、「ああ、うちの家系はこれで根絶やしになるんだなあ…」と内心苦笑いしたという。

自宅怪談

この話は実際に、夜馬 裕さんがYouTubeでしてくれています。文章で読む感じと、声で聴く漢字がまた違って、恐怖が芽生えました。この話は、家族が見入ってしまう例の番組の話でした。端的に言うと、例の番組とは何もなく、ただ電源の入っていないテレビに女性が映るだけのようでした。これだけでも不気味ですが、自分以外の家族が車で自殺してしまうというところは流石に鳥肌が立ちました。実際に読んでもらいたいな、と思う話でした。

トイレの青子さん - トイレの怪異

ねえ洋子、あんたにはアレが、可愛い女の子に見えてるの?私には姿がはっきり見えるけど、女物の青いワンピースを着て、黒髪のカツラを被った、猿みたいに皺くちゃな顔の、やたらと小柄なオジサンだよ。洋子が手を握っている時、アレは下品な表情で、ずっとニヤニヤ笑っていたよ。

自宅怪談

トイレに出る可愛らしい少女を青子と命名した主人公の話でした。この少女を友達にも見せたいと思い家に呼んだ際、友達が「あれ、猿みたいに皺くちゃな顔の小柄なオジサンだよ」と言ったみたいです。それから気持ち悪くなり、すぐに引っ越しをしたみたいですが、その部屋がまだあると思うと他人事ではないなと思いました。

飛び降り事故 - ベランダの怪異

それを聞いた私には、ひとつの仮説が浮かんだので、一年以上かけて調査しました。これは、飛び降りた人から、それを最初に見つけた人へと移っていく呪いなんです。しかし、家から家、世帯から世帯へと移っていくタイプの呪いです。

自宅怪談

とある集合住宅での怪異。別に死を望んでいるわけではないのに、勝手にベランダから飛び降りてしまうというおかしな出来事が何度も起きていたみたいです。その呪いは第一発見者に移るというものらしく、主人公はちょうど上から落ちてきた人の見てしまったが故に、飛び降りるという結末を迎えていました。死ぬことはありませんでしたが、主人公の飛び降り事故を第一発見した人は亡くなったみたいです。悲しい出来事の連発は、辛いですね。

トントンさん - 階段の怪異

怯えた様子の詩織さんが、ドアに背を向けて立っている。そして、ドアの向こう側には、目だけをギラつかせた、酷く痩せた男が立っており、男は詩織さんを呼んでいるのだろうか、拳を振り上げて、ドアを思い切り叩いている。

自宅怪談

この話は、階段を上るたびに上った一段下からトントンと音がなる、ちょっと奇妙な話でした。階段を上るたびにその音が鳴るので、怖いなと思わないために「トントンさん」と命名したようですが、その音の原因は隣に住む息子さんのようでした。一方的に好意を抱き、階段下にまで自室を伸ばして好意を表すために階段をトントンするという様子。ただ奇妙だったのは、息子さんが亡くなってからもその音が鳴り続いていたことです。さて、息子さんが亡くなってもトントンと鳴っていたのは、誰の仕業なのでしょうか。

さいごに

今回は、夜馬 裕さんの書籍『自宅怪談』を読んだ感想をまとめていきました。どうだったでしょうか。毎日帰る場所でおかしな現象を経験した場合、あなたならどうしますか。そう考えるだけで恐ろしいですよね。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”書評”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。

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