映画評論

映画『しあわせのパン』を観たレビュー|優しさに包まれたパン屋!

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今回は、映画『しあわせのパン』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は、北海道・洞爺湖を舞台にパン屋を営む夫婦の幸せな日常が描かれていました。平和な時間が流れていく中で、お客さんの様々なトラブルを解決していくという流れではほっこりとしました。1度でいいから行ってみたいとも思わせられるほど、素敵な場所でした。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。

『しあわせのパン』のキャスト一覧

キャスト一覧

役名出演者
水縞 りえ原田 知世
水縞 尚大泉 洋
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スタッフ一覧

QA
監督 / 脚本三島 有紀子
企画鈴井 亜由美
プロデュース森谷 雄
映画.com

『しあわせのパン』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

3年前、東京から洞爺湖畔に移住した、りえと尚の夫婦は、オーベルジュを兼ねたパンカフェ“マーニ”を営んでいる。旬の食材を使用したパンを尚がこね、パンに合わせた料理をりえが作る。そんな彼らの姿と食に惹かれて、さまざまなお客たちが店にやって来る。

映画ナタリー

解説

東京から北海道の洞爺湖畔に移り住み、のんびりと小さなパンカフェを営む若い夫婦。春夏秋冬、四季を感じながら暮らす彼らの日常を通して家族、夫婦、幸せのあり方を温かい目線で描いていく。主演は原田知世と北海道出身の大泉洋と、意外な組み合わせの夫婦役にも注目だ。北海道ブランドの食材や家具、食器なども多数登場し、興味をそそる。

映画ナタリー

『しあわせのパン』を観たレビュー

みんなが優しい

映画全体を通して分かることとして、嫌味のある人が1人もいないと感じました。嫌味がない作品だからこそ、パンの魅力も存分に伝わってきました。常連客がパンを割くシーンでは、パリパリと美味しそうな音を立てていたのでお腹が空いちゃいました。登場している全ての料理も美味しそうだったし、それを作る女性の表情も優しさに溢れていたので、なんて幸せな世界なんだと思わせられました。

パンを分け合う夫婦

大きなパンを分け合い、夫婦で食べるシーンは「こういう夫婦って素敵でずっと見ていたいな」と思いました。自分は恋人がいないけれど、もし恋人ができて結婚することもできたら、こういう日常を過ごせるような人でありたいと思いました。自分は相手を思い、相手は自分を思い、お互いが必要とし合っているからこそ、そこに幸福感が溢れていくのだろうと思います。夫婦のことが好きになりました。

カンパニオという言葉

この映画に出会っていなければ、知ることがなかったであろう言葉を知れて良かったです。『カンパニオ』とは「パンを分かち合う仲間」という意味があり、パン屋を通して様々な出会いがあって仲間ができていくのだろうと思いました。出会う人々がこのパン屋のことを好きになり、そこにいる夫婦のことも好きになるというのは、映画を観ているとひしひしと実感できるものがありました。このパン屋にしかない雰囲気があり、夫婦が醸し出す優しくて愛のある表情も素敵で胸が苦しくなりました。

来年のお客さん

映画の最後、奥さんが「来年のお客さん決まったよ」と旦那さんに駆け寄るシーンがあり、「ここ」とお腹を指す場面。心から喜んでいる旦那さんの様子が愛らしくて、あまりにも素敵すぎて泣いてしまいそうでした。野原を駆け回りながら、体全体を使って嬉しさを表現している旦那さんを見て、奥さんも相当嬉しいだろうなと思いました。この夫婦のもとへ生まれる赤ちゃんは幸せになりそうですね。

さいごに

今回は、映画『しあわせのパン』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。