映画評論

映画『河童のクゥと夏休み』を観たレビュー|河童と少年の友情!

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今回は、映画『河童のクゥと夏休み』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は2007年に公開されており、当時の「人間の厭らしい部分」が露わになっていると感じました。スマートフォンはなく、まだガラケーで写真を撮ったりする場面では懐かしさを思わせる箇所がありました。河童のクゥと少年の友情は感動させるものがありました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。

『河童のクゥと夏休み』のキャスト一覧

キャスト一覧

キャラ名声優名
上原 保雄田中 直樹
上原 友佳里西田 尚美
上原 康一横川 貴大
上原 瞳松元 環季
クゥ冨澤 風斗
映画ナタリー

スタッフ一覧

QA
監督・脚本原 恵一
原作木暮 正夫
映画.com

『河童のクゥと夏休み』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

小学5年生の上原康一は、ある日の下校途中、川原で大きな石を拾う。だが、それは石ではなく、300年間、地中に閉じ込められていた河童の子供だった。上原一家は彼を「クゥ」と名づけ、家族の一員として迎え入れるが……。

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解説

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』などで高い評価を得ているアニメーション界の俊英・原恵一による渾身の感動作。10年来映画化の企画を温めてきたという木暮正夫の児童文学「かっぱ大さわぎ」「かっぱびっくり旅」を自ら脚本化し、5年におよぶ制作期間を経て完成させた。江戸時代から現代に蘇った河童の子供と、小学生の少年の心の交流が、思春期のきらめきの中に優しく刻まれる。

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『河童のクゥと夏休み』を観たレビュー

幼い頃に観た作品

この作品は今から18年も前に公開されたものだったので、幼い頃に観たことがありました。そして大人になってから観返してみましたが、やはり「クゥと少年の夏休み」は素敵な物語だと感じました。しかし、冒頭の「クゥの父親が斬られる場面」は、今観てもグロテスクだと思いました。幼い頃に観たときの感想と大人になってから観たときの感想が似ているように感じ、時代を超える作品だと思いました。

マスメディアのしつこさ

今では緩くなっているように思いますが、当時はここまでマスメディアがしつこかったのかと失望しました。勿論、「河童がいる」というのが分かったら興奮してしまう気持ちも理解できますが、少年を抑えてまでカメラを向けるのは厭らしいと感じました。ずっと家の周辺を見回られるということに対して、楽観的な主人公家族は「凄いな」と思いました。犬が威嚇をするところに友情を感じました。

河童のクゥが可愛い

最初は「気持ち悪いかも」と思っていましたが、映画が進んでいくたびに「可愛いかも」と思ってしまいました。声のトーンが子供だったためにそう思うだけかもしれませんが、1つ1つの仕草が可愛らしくて好きになっていきました。日本中からも「クゥちゃん」と呼ばれており、愛されキャラみたいな存在になっていることに関しては素敵だと思いました。しかし、実際に目の当たりにしたとき「気持ち悪い」や「あっち行けよ」というような台詞もあり、共存は難しいのだろうと思いました。

郵送に対しての不安

ある日、「こっちこい」と書かれた手紙がクゥの元へと届き。それを信用しきってクゥを郵送してしまう流れでは、流石に「もう少し怪しんだほうがいいんじゃないか」と思いました。それか、郵送で送るのではなく、これまで一緒に過ごしてきたのだから家族みんなで手紙に書かれた住所へ行けばよかったのにと思いました。結果的に妖怪仲間の元へと辿り着いたので、観ている身としても安心でした。

さいごに

今回は、映画『河童のクゥと夏休み』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。