映画評論

映画『全員死刑』を観たレビュー|強盗殺人死体遺棄事件の映画化!

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今回は、映画『全員死刑』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は原作『我が一家全員死刑』があり、原作を題材として映画化しているみたいです。実際にあった「大牟田4人殺害事件」を基に描かれているため、どこか恐ろしさのある映画だと感じました。たまにコメディみたいな演出があり、軽い感じで観れる作品だとも思いました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。

『全員死刑』のキャスト一覧

キャスト一覧

キャラ名出演者
首塚 タカノリ間宮 祥太朗
首塚 サトシ毎熊 克哉
首塚 テツジ六平 直政
首塚 ナオミ入絵 加奈子
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スタッフ一覧

QA
監督小林 勇貴
原作鈴木 智彦『我が一家全員死刑
脚本小林 勇貴 / 継田 淳
製作永山 雅也 / 太田 和宏 / 原 啓二郎
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『全員死刑』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

ヤクザの組長を父に持つ家族思いのタカノリは、借金まみれで窮地に陥る一家の現状を見かねて、兄サトシと共に近所の資産家一家から現金を強奪する計画を思いつく。犯行当日、邸宅に押し入ったタカノリは、ずさんな計画ゆえに誤って資産家の息子を殺してしまう。

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解説

本物の不良を大挙出演させるという掟破りの手法で作り上げた『孤高の遠吠』で脚光を浴びた新鋭、小林勇貴監督によるバイオレンス映画。家族4人に死刑判決が下った“大牟田4人殺害事件“をモチーフに、単なる強盗計画がいつしか連続殺人事件にエスカレートしていくさまを描き出す。主演は『帝一の國』をはじめ話題作への出演が相次ぐ間宮祥太朗。

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『全員死刑』を観たレビュー

家族と観るべきではない

まず言っておきたいこととして、この作品は家族と観るべきではないと感じました。映画冒頭から女性が股を広げるシーンがあり、家族と観ると気まずくて仕方がないと思います。また、映画が進むにつれて「エロ」よりも「グロ」が増えていくので、1人で観ているだけで「何を観ているのだろう」と感じました。内容は重いものだけれども、作りがB級映画っぽかったので、軽く観ることができました。

殺人について

お金持ちの家からお金を奪うため、複数人を殺す流れへとなり。1人目を殺すとき、タオルで首を絞めて殺す展開だったけれど。意外にも人は簡単に死なないのだと感じました。首を絞められて苦しみ、尿を漏らしてしまう死体。しかし時間が経つと痙攣しだし、また起きるという展開で「人は中々あの世へはいけないのだ」と思いました。橋の上で首を絞めるシーンは、グロくて目をつぶってしまいました。

他人任せな家族

この映画を通して感じたことは、「すべてを他人に任せすぎている」ということです。殺人については複数人が対象となっていましたが、殺人をした人物は「次男」たった1人です。1人目を殺すとき、長男が包丁を持っていたけれど結局は次男に任せており。刑務所に行かなければならないときも次男、殺害しなければならないときも次男。次男の人生が壊れていくのを観て、可哀そうとまで思いました。

死者の復讐

映画の終盤、1人目を殺して「橋から落とした場所」へとやってきて。変なものを見つけ、川の中を泳ぎだす次男。次男が川を泳ぐ映像がありましたが、あまりにも作り物感が満載で面白かったです。そしてクスクスとしながら観ていると、1人目の遺体がバンっと現れてきて、視聴者を驚かす演出がありました。最後に女性が「バカじゃないの」と言っており、"いい味を出している"と感じました。

さいごに

今回は、映画『全員死刑』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。