
今回は、映画『ショウタイムセブン』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は『VIVANT』で大役を務めた"阿部 寛"さんが主演の映画となっていました。リアルタイムで事件を報道し続けるニュース番組として、普通では味わえないようなハラハラ感を味わうことができました。ラストシーンでの「あの選択」を国民に選ばせるのも斬新だと感じました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。
『SHOWTIME7』のキャスト一覧

キャスト一覧
キャラ名 | 出演者 |
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折本 眞之輔 | 阿部 寛 |
安積 征哉 | 竜星 涼 |
結城 千晴 | 生見 愛瑠 |
繁藤 寛二 | 錦戸 亮 |
東海林 剛史 | 吉田 鋼太郎 |
スタッフ一覧
Q | A |
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監督・脚本 | 渡辺 一貴 |
オリジナル脚本 | キム・ビョンウ |
製作 | 牟田口 新一郎 / 髙𣘺 敏弘 / 和田 佳恵 / 中村 高志 / 佐藤 一哉 / 清原 寛 / 鶴丸 智康 / 小松 幹夫 / 森田 篤 |
プロデューサー | 井手 陽子 / 土橋 圭介 |
『SHOWTIME7』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー
ある日の午後7時。ラジオ番組に1本の電話がかかって来た直後、発電所が爆破される。電話をかけてきた謎の男は、元人気キャスターの折本眞之輔を交渉人に指定する。突然訪れた危機を番組復帰の足がかりにしようと目論む折本は、犯人との生中継を強行する。
映画ナタリー
解説
韓国映画『テロ, ライブ』にオリジナル展開を加えたサスペンス。ラジオ局に左遷された元人気キャスターが、番組に電話をかけてきた爆破犯の男に指名され、生死を賭けた極限状態の中、生放送を行う。監督は、TVドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズを手がけた渡辺一貴。主演は阿部寛。共演は竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎、平田満ら。
映画ナタリー
『SHOWTIME7』を観たレビュー

阿部 寛の独壇場
今作を観ていて1番に感じたこととして、"阿部 寛"さんの存在感はえげつないなと思いました。ラジオ局で配信を始めたときの低い声や、爆発が起きてからスタジオへ向かうスーツ姿など、格好良いと思いました。犯人からの様々な要求にも屈することなく受け答えする姿勢は、勇ましいと感じました。ただ、犯人の電話に対して煽るような言葉を言っていたことはあまり良くないと思いました。
死者が出ても
スタジオに仕掛けられた爆弾に怯えている人たち。そこへ犯人と面識があるという教師が訪れる流れ。犯人と教師が電話を通じて語り合うけれど、教師がヒートアップしてしまい説教を始める始末。そして爆破され、血を流して死亡。普通ならば冷静では居られない状況なのだけれども、劇中の人たちは誰一人として騒いではいませんでした。そこが不思議で「どうしてだろう」という疑問符が残りました。
日本の悪い部分
この作品ではニュースアナウンサーの贖罪が描かれていましたが、日本の悪い部分も描かれているように感じました。ニュースというものは真実を流さなければいけないものですが、テレビ局の上の人だったり政治家によって捻じ曲げられて報道されていることもあるのだろうと思いました。いつか本当に、こういった事件を犯す人間も現れてしまうのではないかと思ってしまいました。テレビで報じられていることを全て信じるべきではないということを学べました。
ザ・世論調査
ラストシーンの「ザ・世論調査」があまりにも日本らしくて笑ってしまいました。主人公が「私はこれからどうするべきか」で”LIVE”と"DIE"を国民に選ばせるという流れ。国民がどちらを選択したのか分からないような演出となっていましたが、主人公が爆弾を耳に装着し、起爆装置を手にしたことから国民が"DIE"を選んだことを想像できました。他人の死には容易な判断をしてしまうのですね、人は。
さいごに

今回は、映画『ショウタイムセブン』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。