
今回は、映画『カラオケ行こ!』を観たレビューを書いていこうと思います。今作は和山 やまさん原作『カラオケ行こ!』があり、綾野 剛さん主演による実写化となっていました。原作を読んでいませんでしたが、十分に楽しみながら観ることができる作品でした。ヤクザと中学生の掛け合いが可愛らしく、こういう関係理想だなと思いました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。
『カラオケ行こ!』のキャスト一覧

キャスト一覧
キャラ名 | 出演者 |
---|---|
成田 狂児 | 綾野 剛 |
岡 聡実 | 齋藤 潤 |
森本 もも | 芳根 京子 |
唐田 | やべ きょうすけ |
スタッフ一覧
『カラオケ行こ!』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー
中学校の合唱部で部長を務める岡聡実は、ある日突然ヤクザの成田狂児にカラオケに誘われる。狂児は組で行われるカラオケ大会で最下位を避けるため、聡実に歌の指導を頼む。X JAPANの“紅”を勝負曲にした狂児に、聡実は嫌々ながら指導を始めるのだが……
映画ナタリー
解説
和山やまの同名漫画を、綾野剛主演で映画化した。変声期を迎え歌声に悩む合唱部部長の男子中学生が、どうしても歌が上手くなりたいヤクザの男と関わっていく様をコミカルに描く。監督は、『リンダリンダリンダ』の山下敦弘。共演は齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけら。主題歌はLittle Glee Monsterの“紅”。
映画ナタリー
『カラオケ行こ!』を観たレビュー

ビリになれないヤクザ
ビリになってしまうと刺青を入れることになってしまうため、ビリにならないために中学生に歌の練習を頼む冒頭シーン。客観的に観たら「ヤクザが中学生をカラオケに連れ込んでいる」という表現になってしまうため、今の社会的にはタブーなのかもしれないと思いました。ただ、自分が中学生の頃に妄想した「年上の人と仲良くなる」という演出だったため、自分的にはワクワクしながら観れました。
紅を合間で歌う!
ヤクザはどうしても「紅」を歌いたくて毎回「紅」を練習していましたが、歌にはその人自身が歌いやすい楽曲があるとのこと。そのため、中学生がヤクザの声に合うような楽曲を選曲してくれたのに、それを練習する合間に「紅」を挟むというシーンが面白かったです。落ち着いた雰囲気だと思ったら「紅だぁ~」と叫ぶシーンが繰り返されており、クスッとなれました。痺れを切らし、中学生が「間に挟まんといられへんのですか」とツッコむところでは”よくぞ言ってくれた!”と思いました。
ヤクザにカラオケの指導
いつも通り、ヤクザ1人にカラオケの指導をするのかと思いきや。ある日、ヤクザ達を相手にカラオケの指導をするという流れに。緊張している中学生に「みんな子供には優しいで」と言ってくれる"綾野 剛"さんの優しい顔が素敵でした。指導をしている流れで「カスです」と評価する場面があり、それにはヤクザも苛立ってしまうというシーンがありました。"よくそんなこと言えるな"と思いました。
ラストのタイトル回収
エンドロール後、腕に「聡実」と刺青を入れたヤクザが、電話越しに「なぁ聡実くん、カラオケ行こ」というシーンではビビッと来るものがありました。これまでの関係値があり、相手のことを深く知っているからこそ、久しぶりに「カラオケ行こ」と誘われたときの中学生の反応も気になりました。街は年を重ねるごとに変わっていきますが、関係が変わらないことは素晴しいことだと思いました。
さいごに

今回は、映画『カラオケ行こ!』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。