
今回は、映画『天気の子』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は『君の名は。』や『すずめの戸締まり』など人気作を手掛ける新海 誠監督による作品です。ひょんなことから天気を操る力を手にした少女と、少女に恋をした少年の話でした。「会いたい人がいる」という思いが、これほどまでに強い思いになるのかと感銘を受けました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。
『天気の子』のキャスト一覧

キャスト一覧
キャラ名 | 声優名 |
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森嶋 帆高 | 醍醐 虎汰朗 |
天野 陽菜 | 森 七菜 |
天野 凪 | 吉柳 咲良 |
須賀 夏美 | 本田 翼 |
須賀 圭介 | 小栗 旬 |
スタッフ一覧
Q | A |
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監督・原作・脚本 | 新海 誠 |
製作 | 市川 南 / 川口 典孝 |
企画・プロデュース | 川村 元気 |
エグゼクティブプロデューサー | 古澤 佳寛 |
『天気の子』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー
高校1年生の夏に離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし彼の生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。連日雨が降り続ける中、帆高は都会の片隅でひとりの不思議な少女・陽菜と出会う。
映画ナタリー
解説
大ヒットを記録した『君の名は。』の新海誠が原作、脚本、監督を務めた青春ドラマ。離島から東京に家出してきた男子高校生と、“祈るだけで晴れにできる”力を持つ少女が出会い、自らの生き方を選択していく姿を描く。『君の名は。』に続いて田中将賀がキャラクターデザインを務め、オーディションで選ばれた醍醐虎汰朗と森七菜が声優を務める。
映画ナタリー
『天気の子』を観たレビュー

東京の雑踏がリアル
東京に住んでいるわけではないのでリアルさを上手く感じ取ることはできませんでしたが、「人が冷たい対応をする」や「ゴミ箱に拳銃が捨てられている」など、東京でありそうなことを観ることができました。東京で過ごす厳しさを感じている少年に「あげる。内緒ね」と言い、ハンバーガーを渡してくれる少女の存在は大きいだろうと思いました。小さな優しさだとしても、大きく感じられました。
映像が綺麗すぎる
この作品では「天気」が凄く鮮明に描かれており、晴れになる瞬間や雨が降り続く1日、雪が降って儚くなる景色や雨に沈んだ東京など、アニメではなく実写を観ているような気分になれました。自分的には花火の中をカメラが過ぎ去る描写がとてもお気に入りです。実際に見る花火と同じような絵が映像として描かれており、「うわ、凄すぎる」と声が漏れてしまいました。生きているうちにこのような作品に出会うことができて、「自分は運のいい人だ」と思わせられました。
亡くなった人への愛
刑事の方が「彼は人生を棒に振っちゃってるわけで、そこまでして会いたい子がいるってのは、私なんかには羨ましい気もしますな」という台詞があり、それを聞いていた男性が「そんな話俺にされても」と強がるシーンがありました。しかし男性は亡くなった奥さんをいつまでも思う一途な人だったために、その話を聞いて泣いたのだろうと思いました。刑事の「あなた今、泣いてますよ」という台詞のときに、蝉の音が消える演出も相まって鳥肌ものでした。何度観てもこのシーンだけはグッときます。
1人のための犠牲
愛する人を救うために、大勢を犠牲にする結末で「珍しいな」と感じました。『すずめの戸締まり』や『君の名は。』では、大勢を救う選択をしていたので、いい意味で裏切られた感がありました。少女を救う選択をした結果、雨が降り続ける日本へとなってしまい、東京が沈んでしまいましたがなんやかんやで人は生きていくのだろうと思いました。人の強さにも触れることができる作品だと思いました。
さいごに

今回は、映画『天気の子』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。