今回は、まさをの書籍『君を忘る.2』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この作品は前作『君を忘る.1』があり、次作『君を忘る.3』もあるようなシリーズとなっています。『言葉の綾シリーズ』は恋愛系ですが、『君を忘るシリーズ』は詩集となっていました。自分の持っていない言葉を得ることができる作品になっていると感じました。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『君を忘る.2』の名言集
惑わせる勇気
「好き?私のこと」と訊ねられ、「好きですよ。あなたは?」と訊ね返す勇気。
君を忘る.2
好きな人を聞き合う学生時代に、こういった返答をすることができればモテていたのだろうと思いました。どうしても相手の好きな人から知りたくて、頑なに自分からは「好き」と言えない時期がある人にとっては、共感できる内容だろうと思います。「好きな人だれ?」と訊ねられたとき、素直に「あなたが好きですよ、あなたは?」と訊ね返すことで相手を困らせてみたいとも思ってしまいました。
何も知らない私
「顔を知らないのに、好きで。どこにも向けられない思いが膨らんでゆく」
君を忘る.2
今の時代はネット恋愛も当たり前へとなっており、顔を知らないまま恋していく乙女たちが多いように感じました。勿論、顔から選ぶことなく性格で好きになっているので素敵だと思いますが、危ないこともあるのだろうと思いました。ただ、存在自体を知らないまま好きになったときに抱く大きな思いは、どこへ向ければ良いのだろうと思いました。思いが大きくなって、苦しくなるのだろうと思いました。
引き留めてほしかった
「いなくなられては困る。だから」と、引き留めてほしかっただけなのにな。
君を忘る.2
別れるとき、「いなくならないで」と言われて手を握られたら、キュンとしてしまいそうだと思いました。自分は男性なので、このシチュエーションは実際に使ってみたいと思えました。これをされた相手側は「この人は私のことを求めてくれているんだ」と思うので、より一層深い愛へとなっていくように感じました。別れ際ではなくても、「いなくならないで」という台詞は強いと思いました。
苦しまない選択肢
「苦しまないという選択肢はなくて。誰となら苦しんでもいいか、だと思う」
君を忘る.2
恋人を作るとき、「苦しくない恋愛をしたい」という条件を設けている人がいるかもしれません。しかし恋愛において辛いことは当たり前のように常備しています。なので、「苦しくない恋愛」という条件ではなく「苦しくても一緒なら幸せ」という条件で恋人を選ぶべきだと思いました。これからの時代、もっと苦しくなっていくと思いますが、苦しかろうが「幸せだね」と笑い合える関係が理想ですね。
匂いが変わってゆく
「街中ですれ違った元カレの匂いが、付き合っていた頃とは違った。もう私への未練は断ち切れたのだろう」と悲しくなった。
君を忘る.2
付き合っていた頃に付けていた香水とは違う匂いがしたとき、「未練を断ち切ったんだ」と思えるのだろうと感じました。いつまでも同じ香水を付け続けているのは「ただ単に匂いが好き」か「まだ未練がある」のどちらかだと思います。人は好きな人に合わせていく生き物なので、変わっていく元恋人を見て、「あの人はもう私なんて眼中にないんだな」と悲しく思うのだろうと思いました。
さいごに
今回は、まさをの書籍『君を忘る.2』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。