今回は、まさをの書籍『君を忘る.1』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この作品は『僕は君の傷跡(永遠)になりたい』や『僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい』など数々の著書を持つ"まさを"による詩集となっています。これはシリーズものとなっており、最新作は『君を忘る.5』まであるみたいです。それでは、書かれている名言を紹介していきます。
『君を忘る.1』の名言集
自然災害
自然災害が起こるたびに、昔、好きだった人の安全を願う。
君を忘る.1
中学生の頃、告白はしなかったけれど「好きだった人」がいる人にとっては刺さる言葉なのかなと思いました。付き合うこともなく終わってしまった関係だからこそ、忘れることができずに「あの人は今何をしているのだろう」と考えているように感じました。自然災害が起こるたび、「あの人は大丈夫なのだろうか」「あの人はもうここには住んでいないのだろうか」と考えたりしますよね。
慣れた街
慣れた街なのに、君がいないだけでこんなに寂しくなるなんて。
君を忘る.1
愛する人と出会い、愛する人と過ごし、愛する人が先に逝ってしまった後の街。愛する人と出会う前は寂しさを知らず、愛する人と出会うことで寂しさを知り、愛する人を亡くしてから悲しみに出会うというような感覚を味わえました。自分1人だけだど気付けなかったことも、愛する人と一緒だったから気付けたわけで、愛する人を失って1人になり、いないだけでこんなに寂しいと思うのだろうと思いました。
強がりな自分
「別に寂しくないよ、1人なだけで」「別に愛おしくもないよ、1人なだけで」「別に愛なんてほしくないよ、1人なだけで」
君を忘る.1
1人でいることを強がっている人の言葉なのだと思いました。「寂しくないよ」と言いつつ、「1人なだけで」と強がり。「愛おしくもないよ」と言いつつ、「1人なだけで」と強がり。「愛なんてほしくないよ」と言いつつ、「1人なだけで」と強がり。本当は全てを求めているのに、求めているものを得られないから強がっている姿が想像できて可愛らしいと感じました。「1人じゃないよ」と言ってあげたくなりました。
伝えたかった
「伝えられたのに、伝えなかった過去」とか、「伝えるつもりだったけど、伝える状況下ではなかった過去」とか、「伝えてしまったけど、伝わらなかった過去」とか。
君を忘る.1
「伝えられる状況」だったのに、「伝えなかった」という選択をした人は後々に後悔しているのだろうと思いました。「伝えられない状況」の中、「伝えるつもりだった」という考えだった人は後悔よりも悔しさが残るのだろうと思いました。「伝えられる状況」で「伝えた」けれど、電車が通ったりして音がかき消され、「伝わらなかった」場合は何が残るのだろうと思いました。「ちゃんと自分は伝えた」という思いだけが残り、相手は「何を言っていたのだろう」が残るのかもしれないですね。
いずれ同じになる
最初は違っても、いずれ好きが同じになる。それが付き合うことだと思う。
君を忘る.1
人と人が付き合うということを考えさせられる言葉となっていました。例えば、好きなアーティストが違う場合、彼氏は○○が好きで、彼女は××が好きみたいな。付き合っていく中で、どちらかの意見をどちらかが好きになっていくように感じました。それか、お互いがお互いの好きを尊重しあう関係になれるのだろうと思いました。否定することなく、「それいいよね」と言える関係性は羨ましいですね。
さいごに
今回は、まさをの書籍『君を忘る.1』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。