今回は、Fさんの書籍『いつか別れる。でもそれは今日ではない』の名言を紹介していこうと思います。Fさんは『20代で得た知見』が代表作となっており、映画化した『真夜中乙女戦争』の原作も書いているみたいです。X(旧Twitter)発の作家となっており、当時13万人のフォロワーに向けて言葉を発信していたようです。それでは、書かれている名言を紹介していこうと思います。
『いつか別れる。でもそれは今日ではない』の名言集
全ては表面的に出る
性格は顔に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る、というあられもない仮説が正しいなら、きっとこんな仮説も許される。プライドは襟に出るし、警戒心は鞄の口に出る。余裕は歩く速度に出るし、厭世観は眉毛に出る。反骨心は筆跡に出るし、自罰傾向は爪に出る。他罰傾向は椅子の座り方に出るだろう。
いつか別れる。でもそれは今日ではない
内面に秘めていることも、全て表面的に出てしまうのだろうと感じました。「性格は顔に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る」という仮説にプラスして著者が書いた仮説もあり、特に「余裕は歩く速度に出る」は共感してしまいました。何にも追われていなければゆっくり歩きますが、時間に追われていると早足になってしまったりします。余裕を持つことは大事ですが、なかなか難しいものですよね。
歳下を誑かす男
歳下の女を誑かす男は、世話好きであり、精神的に安定していて、話をするのも話を聴くのも上手い。キャリアもセンスも知識も金も威厳も余裕も自信もすべて持っているように見える。しかしそんな彼には、自信だけは、完璧に欠けている、というのが私の持論である。
いつか別れる。でもそれは今日ではない
歳下の女を誑かす男の話が書かれていました。自分的には学生時代にあまり恋愛を経験することができず、歳を重ねて地位や財力を得た上で、歳下を誑かそうとしているように感じました。今までは持っていなかったものを得たからこそ、歳下には強気になれるのだと思いました。ただ、どれだけ歳を重ねていようとも自信だけは欠けているから、いずれ歳下の女に見破られるのだと感じました。
全て自分のせいにする
電話したいという人より、電話されたいと願う人の方が圧倒的に多い。会いたいと言う人より、会いたいと言われたい人の方が圧倒的に多い。誘う少数派が、誘われたい多数派に絶対に勝つ。暇なのも退屈なのも、全部自分のせいにすると、解決は早くなる。
いつか別れる。でもそれは今日ではない
「〇〇したい」という人より、「〇〇されたい」と思う人のほうが多いという話。そりゃ、自分から行動する勇気はなく、誰かに「されたい」と思われていたほうが楽ですからね。ただ、本当に失いたくない人や物がある場合は、関係なく自分から行動すべきだと感じました。行動した結果、どうなろうとも自分のせいにする。良ければよい方向に、悪ければ悪い方向に考えれば、解決は早いとのこと。
第一印象と本質
上品な人ほど、驚くほど下品は冗談で人を笑わせようとする。優しい人ほど、強い言葉を用いて冷酷な台詞を言おうとする。誰にでも当たり障りなく優しい人は、優しくない場合が多い。相手の第一印象は、相手の本質と、全く逆のものが用意されているのだ。そしてまた、ネガティヴな印象を一度受け取っても、三度まで一旦受け取ってから相手を判断しないと、誤解することは多い。
いつか別れる。でもそれは今日ではない
人は第一印象で「この人はこうなのかもしれない」と思うものですが、「こうだったのか」と裏切られるような人だった場合、より興味が湧くのだと感じました。第一印象と本質は全然違うものですが、それを最初から見抜くのは至難の業なのだと思いました。第一印象として、「この人は所作が美しいから、家でもそうなのかも」と思っていたら、実は「家ではダラダラしていて、ゴミ部屋と化していた」みたいなこともなくはないですからね。人を見た目だけで判断するのは良くないですね。
再開するのとしない
元恋人と別れてもちゃんと時間置いて再会して友達に戻れるのって、羨ましい。あの時お互い愚かだったよねとか言い合えるのも羨ましい。そんな大人にはなれそうにもなくて。再会する正しさも再会しない正しさもあると信じたい。
いつか別れる。でもそれは今日ではない
一度付き合った以上、出会う前の関係には戻れないですからね。たとえ付き合って別れたとしても、ちょっと特別な何かがあり続けるように感じました。著者は「友達に戻れるのって羨ましい」と書いていますが、自分もその通りだと思います。再開することで当時の好意が沸々と湧いてくることもあるので、再会しない正しさのほうが自分には当てはまるのだと思いました。人によってそれぞれ違うので正解はないですが、再会する正しさも再会しない正しさもどちらも受け入れる必要がありそうです。
さいごに
今回は、Fさんの書籍『いつか別れる。でもそれは今日ではない』の名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。