映画評論

映画『六人の嘘つきな大学生』を観たレビュー|浅倉 秋成さん原作!

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今回は、映画『六人の嘘つきな大学生』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は、浅倉 秋成さん原作『六人の嘘つきな大学生』があり、世間的に評判のある書籍の実写化のようです。出演者も豪華で、今作に力を入れていることが見て取れます。様々なトリックが隠されており、観ているだけでハッとさせられたりしました。それでは、実際に観たレビューを書いていきます。

『六人の嘘つきな大学生』のキャスト一覧

キャスト一覧

キャラ名出演者
嶌 衣織浜辺 美波
波多野 祥吾赤楚 衛二
久賀 蒼太佐野 勇斗
矢代 つばさ山下 美月
森久保 公彦倉 悠貴
袴田 亮西垣 匠
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スタッフ一覧

QA
監督佐藤 祐市
原作浅倉 秋成『六人の噓つきな大学生
脚本矢島 弘一
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『六人の嘘つきな大学生』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

成長中の企業の新卒採用の最終選考に、6人の就活生が残る。1カ月後までにチームを作り、グループディスカッションを行うという課題を与えられた彼らは、全員で内定を得ようと交流を深めていく。しかし本番直前に課題が変更され、内定者は1名だと通達される。

映画ナタリー

解説

浅倉秋成の同名小説を映画化した、密室サスペンス。ある企業の最終選考に残った6名の大学生が、内定をめぐって議論を進める中、思わぬ告発によって次々と本性が暴かれていく様を描く。監督は、『ストロベリーナイト』の佐藤祐市。脚本は、劇団東京マハロを主宰する矢島弘一。出演は浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠ら。

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『六人の嘘つきな大学生』を観たレビュー

原作読んでいないけれど

原作を読んでいないまま映画を観ましたが、充分に楽しむことができました。逆に様々なトリックを知らないからこそ、新鮮なまま観ることができました。ただ、大学生が6人いることから「あれ、この人の名前なんだっけ」となることがありました。これに関しては、自分の記憶力に問題がありそうですが。俳優さんの迫真の演技を映画館で観て、こんなに表現できるって凄いと感じました。

伏線ぽさが残る

伏線ぽさがいくつか散りばめられており、考察しているときに何度も騙されました。浜辺 美波さんが赤楚 衛二さんに何かを頼むシーンがあるのですが、ここだけ区切られており「この2人が何だか怪しいぞ」と観客に思わせる演出なのだと思いました。他に倉 悠貴さんが封筒を置くシーンや、それぞれの悪事がバラされていくシーンを観ていて、どれが真実でどれが嘘か見抜くのは難しいと思いました。

就職活動という戦い

自分も就職活動をしたことがあるので、このハラハラ感は忘れられないと思いました。映画冒頭では「6人全員の入社も考えている」と言われていましたが、結果的に「皆さんの中から1人、誰が入社するのに相応しいか決めてください」という議題になり、争う羽目になっていました。人間はどこまでも醜くて、自分が1番でありたいと願う生き物なのだろうと思いました。流れ的に1人が決まるのですが、決まるまでの展開が早くて目を離すことができない作品だと思いました。

あまりにも可哀そう

6人のうち、1人が就職活動から数年後に亡くなっていました。変な事故とかではなく、病でそのまま逝ってしまったそうです。その1人は就職活動当時、5人から"封筒を作成した犯人"だと思われたままでおり、その鬱憤を晴らすために5人の親しい人に色々と話を伺っていたそうです。結果として、真犯人を突き止めたようですが、なんだか責められることもなく、ぬるく映画は終わってしまいました。

さいごに

今回は、映画『六人の嘘つきな大学生』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。