今回は、南 綾子さんの書籍『死にたいって誰かに話したかった』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍は"ブクロブ「本」週間ランキング1位""おすすめ文庫王国2024 エンターテインメント部門1位""NetGalley 2022年12月掲載作品レビューランキング1位"など、高評価の書籍なようです。今の時代にとって刺さるものがあると感じました。では、書かれている名言を紹介していきます。
『死にたいって誰かに話したかった』の名言集
生きづらさ
生きづらい。ここ数年、この言葉がたびたび、口からぽろりとこぼれてくる。何にもうまくできない。人とのコミュニケーションも、仕事も、なにもかも。
死にたいって誰かに話したかった
「生きづらい」という口癖が自分にもあるからこそ、グサッと刺さるものがありました。ただその言葉を人前で言うのは良くないと思っているから、口には出していないだけで。自分以外にも同じことを思っている人は沢山いるのだろうと思いました。特に今は生きづらい世の中だからこそ、同じことを思っている人は過半数を超えているように感じました。共感できるからこそ売れていると思いました。
途方もない寂しさ
ずっと自分は、誰かに聞いてほしかったのかもしれない。誰かが自分を笑う声。そのときの、死んでしまいそうな息苦しさ。人がさっと自分から遠ざかるときの、途方もないさみしさ。
死にたいって誰かに話したかった
自分は何も楽しいことがなく、ただ生きているだけのとき、周りの笑い声が大きく聞こえてくる現象は何なのでしょう。そのとき自分は「不幸だ」と思い息苦しくなったり、寂しさを感じるのだと思いました。誰かが自分の元へ来てくれるときは愛を感じますが、自分の元から離れていくときに冷たい寂しさを感じてしまうのはどうしてでしょう。離れないで、と思うほど離れていきますよね、人って。
他人の機嫌
人の顔色を見すぎるのがよくないって、自分でもわかってる。そういう態度をとればとるほど、相手はこっちをなめてきて、強い態度をとってくるっていうのもわかってる。でも、他人の機嫌を損ねてしまうことが、すごく怖い。
死にたいって誰かに話したかった
「人の顔色を見すぎる」ということ自体は悪いことではないけれど、そのような態度を見抜かれてしまうことで「相手からなめられる」のだろうと思いました。顔色を伺いながら接することができれば良いと思いますが、「相手の機嫌を損ねたくない」という思いで相手に合わせてばかりだと良くないように思いました。自分の意思を持ちつつ、相手の意思も尊重してあげるような人でありたいですね。
成功すれば帳消し
これからわたしは死ぬほど努力して、完璧な人生を作っていかなきゃいけないって。誰よりも成功して、誰よりも幸せになったら、あのときのことを、帳消しにできる気がしたのかなあ。
死にたいって誰かに話したかった
「成功すれば帳消しにできる」という考えが、自分にとって凄く共感できました。というのも学生時代から始めていたSNS活動ですが、当時はいじられてばかりいました。「成功すればいじった人らも手のひら返すのかな」と想像している自分を思い浮かべたときに、そうならなかったときの悲しみは大きいように思いました。成功だけが、過去の嫌なものを帳消しにできるわけではないと気付かされました。
得意不得意の部類
嫌なこと、不都合なことから目をそらしたり、逃避したりするのが、得意な人と苦手な人がいるんじゃないかな。それで自分は、もしかしたら苦手なほうの人間なのかもしれない。
死にたいって誰かに話したかった
自分にとって「嫌だ」「不都合だ」と思うものを見極めて、逃避できるのかできないのか分かれるのだと思いました。登場人物は「苦手なほう」だと自分では思っているようです。自分は「得意なほう」と思っていますが、真実はどちらなのか分からないです。自分の軸をしっかりと持っている人であれば、「嫌だ」「不都合だ」と思って離れられる勇気があるように思いました。
さいごに
今回は、南 綾子さんの書籍『死にたいって誰かに話したかった』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。