名言

小林 由香『罪人が祈るとき』の名言集|自殺を決意した少年!

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今回は、小林 由香さんの書籍『罪人が祈るとき』に書かれている名言を紹介していこうと思います。この書籍は、衝撃のデビュー作『ジャッジメント』に続く長編ミステリーとなっています。「自殺を決意した少年と、息子を自殺で亡くした父親」が同じ空を見上げたとき、何を祈るのか書かれていました。涙せずにはいられない書籍だと思います。それでは、書かれている名言を紹介していきます。

『罪人が祈るとき』の名言集

嫌なら辞めればいい

学校なんて命をかけるような場所じゃない。嫌ならいつでも辞めればいい。

罪人が祈るとき

嫌なら、辞めればいいとのこと。我慢をしてまで行く場所ではないとのこと。学校に行くことで、命がすり削れるような思いをするのならば、行かなくてもいいと言われているような気分になりました。色々なストレスなどが積もりに積もっていって、結果的に死を選択する学生も少なくありません。「学校なんて命をかけるような場所じゃない」というように、学ぶ場所であり、死を遂げる場所ではないのだと思いました。

人間は不思議

人間って不思議ですね。ある人にとっては善人で、ある人にとっては悪人になる。

罪人が祈るとき

人間って不思議なもので、愛する人にとっては善人だけれども、愛していない人にとっては悪人になってしまう。愛する人には傷付いてほしくなくて優しくするけれど、愛していない人には傷がつこうが関係がないから容赦なく傷付ける。人間って不思議。自分がされたら嫌なことも、他人には平然とすることができる。だから、いつまで経っても平和な世界が訪れないのだろうと思いました。

幸せな世界にいる証拠

少年が暴行を受けて死亡するニュースや記事を見聞きするたび、明日は我が身だと思う。嫌な事件が多いと嘆くことができるのは、自分が幸せな世界にいる証拠だ。

罪人が祈るとき

「嫌な事件が多いと嘆くことができるのは、自分が幸せな世界にいる証拠だ」という言葉が、今の自分に新しい気付きをもたらせてくれました。「今が幸せだから、幸せに気付けない」のと同じで、「嘆くことができるのは、幸せな世界で生きているから」なのだと思いました。そっち側の世界に行けば、嘆くことさえもできなくなるわけで。今がどれほど幸せな世界なのか、考え直すべきだと思いました。

人間が怪物になる

大切なものは、もうこの世界にはない。人間でいられるのは、大切な人や自分自身が大事だと思える気持ちが残っているからだ。それを捨て去れば、道徳や倫理観は消え去り、人は簡単に怪物になれるのかもしれない。

罪人が祈るとき

人間が怪物になる動機は、「愛がこの世から無くなったとき」なのかもしれないと思いました。守るべきものがあるときは、守るべきものに被害が行かないように人間として生きていくけれども、守るべきものが無くなったときは、「どうにでもなれ」と壊れてしまうように感じました。例えで言うならば、子供を亡くした親は怪物になりかねないのかなと思いました。様々な映画がありますが、子供が行方不明になってしまったときの親の行動力は怪物のようなものですからね。

頭のいい人の幸せ

本当に頭のいい奴は、幸せを手に入れるために人を追い詰めたりしない。まわりにいる人間も自分も一緒に幸せにできるのが一番頭のいい人間なんだよ。

罪人が祈るとき

頭のいい人は、自分だけが幸せになるために人を追い詰めないとのこと。周りの幸せも願える人こそが、本当に頭のいい人なのだろうと思いました。なので、すぐに人に対して「これどういうことなの」「ちゃんと説明してよ」と責め立てる人は頭が悪いのだろうと思いました。周りの幸せが結果として、自分の幸せになってくるように感じました。「幸せになるためにはまず周りから」を覚えておくべきだと思いました。

さいごに

今回は、小林 由香さんの書籍『罪人が祈るとき』に書かれている名言を紹介していきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この書籍に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”名言”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。