映画『夏目アラタの結婚』を観たレビュー｜原作：乃木坂 太郎

今回は、映画『夏目アラタの結婚』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は、乃木坂 太郎さんによる原作『夏目アラタの結婚』があり、その実写化となっています。実写化は成功しにくいみたいですが、今作は個人的に考えさせられる作品となりました。軽めな内容ではないため、観る前にある程度の勇気はつけておいたほうがいいかもしれません。それでは、観たレビューを書いていきます。

『夏目アラタの結婚』のキャスト一覧

キャスト一覧

スタッフ一覧

『夏目アラタの結婚』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

品川真珠は、かつて連続バラバラ殺人事件で日本中を震撼させた“品川ピエロ”の異名で知られている。22歳になる真珠は、現在、死刑囚として収監されていた。ある日、遺族から相談を受けて彼女の元を訪れた児童相談所職員の夏目アラタは、獄中結婚を申し込む。

映画ナタリー

解説

乃木坂太郎によるベストセラーコミック『夏目アラタの結婚』を、柳楽優弥主演で映画化したサスペンス。児童相談所に勤める元ヤンキー職員が、死刑囚として収監されている、かつて日本を震撼させた連続殺人犯の女性との獄中結婚から始まる駆け引きを、スリリングに描き出す。監督は堤幸彦。共演は、連続テレビ小説『ちむどんどん』の黒島結菜ら。

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『夏目アラタの結婚』を観たレビュー

歯で印象は決まる

黒島 結菜さんのことは『NHK アシガール』で知ったので、あまりにも印象が違っていて驚きました。「人間は顔がほとんど」という言葉がありますが、正確には「人間は歯がほとんど」なのかなと思いました。殺人鬼として逮捕をされるときの特殊メイクに関しては3時間ほどかかっているらしく、歯に関しては5か月もの期間がかかったみたいです。1作品を作る労力は計り知れないと感じました。

伏線が複数個ある

伏線が何個かあって回収されるたびに「ここか～」となりました。自分は「4人目の正体不明の血痕」が誰なのか気になっていましたが、それも映画後半で分かりました。軽く観ることのできる映画かと思えば、意外にも重めな内容だったりするので楽しみ半分で観ることはお勧めできない作品です。しかし、いじめだったり親への愛だったりを改めて考えられたので良い作品だと思いました。

クスッとなる

ドンヨリとした空気感の映画なのかと観ていましたが、佐藤 二朗さんが出てきてからのクスッとなる回数が増えました。「死刑になった人の情報を集める人」も実際にいるのだろう、と学ぶことができました。裁判のシーンでは柳楽 優弥さんの近くに席をとり、コソコソと呟いたりするのはリアルだと感じました。『変な家』のときとは違う佐藤 二朗さんを観ることができたので満足です。

騙し合いからの恋

最初はただ、子供の親の頭がどこに埋められたのか知りたくて会いに行ったという流れ。しかし何度も顔を合わせていくうちに、好意が芽生えていき、キスをするまでになりました。単純接触効果を映画を通して、学ぶことができました。黒島 結菜さんはIQが高くて騙しているような感じでしたが、実は最初から真実だったという流れでは体がゾッとしました。歪な愛を観ることができました。

さいごに

今回は、映画『夏目アラタの結婚』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。