映画評論

映画『秒速5センチメートル』を観たレビュー|新海 誠監督の作品!

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今回は、映画『秒速5センチメートル』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は『君の名は。』で大ヒットをした新海 誠監督による作品です。ポエトリーのような台詞がいくつもあり、心を突き刺すシーンが沢山あります。過去の恋愛を思い出してしまうような描写もあるように感じました。切なさを感じられる作品です。では、実際に観たレビューを書いていきます。

『秒速5センチメートル』のキャスト一覧

キャスト一覧

キャラクター名声優名
遠野 貴樹水橋 研二
篠原 明里近藤 好美
澄田 花苗花村 怜美
篠原 明里 (成人)尾上 綾華
花苗の姉水野 理紗
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スタッフ一覧

QA
監督新海 誠
原作新海 誠
脚本新海 誠
絵コンテ新海 誠
演出新海 誠
キャラクター原案新海 誠
主題歌山崎 まさよし『One more time, One more chance
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『秒速5センチメートル』のあらすじと解説

あらすじ・ストーリー

小学校の卒業と同時に離ればなれになった貴樹と明里。ふたりは互いに特別な想いを抱いていたが、時間だけが淡々とすぎていった。そんなある日、大雪が降る中、ついに貴樹は明里に会いにいく決心をする。(「桜花抄」)

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解説

自主制作というべき少人数で驚くべきクオリティのアニメを作り続ける作家、新海誠監督の待望の新作。前作の長編『雲のむこう、約束の場所』とは違い、ある少年の人生を軸に3本の独立した連作短編として構成。日常ドラマを中心にしたラブ・ストーリーが語られる。主題歌には山崎まさよし『One more time,One more chance』が使用されることも話題だ。

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『秒速5センチメートル』を観たレビュー

それでは、映画『秒速5センチメートル』を観たレビューを書いていこうと思います。ここでは特に”印象に残った台詞”を抜粋し、それに関する感想を書いていこうと思います。自分の感想を見て、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。

電話をするときの台詞

耳が痛くなるくらい押し当てた受話器越しに、明里が傷つくのが手に取るように分かった。でも、どうしようもなかった。

秒速5センチメートル

会えない恋人と電話をする機会があった人にとっては、物凄く胸が苦しくなるくらい共感できるシーンだと思いました。会えないからこそ少しでも近付きたくて受話器を耳に押し付けるけれど、近付けるわけもなくて。相手の傷付く姿を想像して苦しくなる記憶がフラッシュバックしてきました。あの頃話していた人も泣いていたのかな、と考えてしまうシーンでした。

雪によって遅延した電車

たった1分がものすごく長く感じられ・・ 時間がはっきりした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった。僕はきつく歯を食いしばり、ただ、とにかく泣かない様に耐えているしかなかった。

秒速5センチメートル

小さな頃に愛し合った人と、久しぶりに再会をしようと思っていた日。大雪が降り、電車が遅延をしてしまうという流れ。思い通りには進まなくて、会えないことへの窮屈さをひしひしと感じ取ることができました。幸せな時間の1分はほんの一瞬なのに、不幸せな時間の1分は物凄く長く感じてしまう現象が綺麗に描かれていました。表現方法も素敵で、「時間がはっきりした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった」という台詞を書いたのは、流石に嫉妬してしまいました。

もし、私が犬ならば

もし私に、犬みたいなしっぽがあったら、きっと嬉しさを隠し切れずに、ぶんぶんと振ってしまったと思う。私は犬じゃなくてよかったなとほっとしながら思って、そういうことに我ながら馬鹿だなーと呆れていた。

秒速5センチメートル

好きな人と一緒に帰るため、あえて待ち伏せをして偶然を装うという学生ならでは定番が描かれていました。好きな人に「一緒に帰ろう」と言われ、嬉しい気持ちを抑えているけれど、「もし自分に犬のしっぽがついていれば」と考えているところが可愛らしいなと思いました。ぶんぶんと振ってしまうしっぽを見て、相手がどう思うのかも気になるところでした。主人公はモテモテで羨ましい限りです。

1,000回のメールをしても

1,000回もメールをやり取りして、たぶん心は1センチほどしか近づけませんでした。

秒速5センチメートル

どれだけ長い通話をしても、どれだけ回数の多いメールをやり取りしても、心が近付くことは中々できなくて。桜が落ちるスピードは秒速5センチメートルなのに、私とあなたの心の距離はそれよりも近付けないのかと悲しい気持ちになりました。雪の落ちるスピードを言うシーンもあったりと、距離に関する知識もつく作品だと感じました。結局は付き合わないけれど、心のどこかで繋がりあっているといいなと思いました。

さいごに

今回は、映画『秒速5センチメートル』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。