今回は、映画『百円の恋』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は複数の受賞歴があり、主役"安藤 サクラ"さんの演技には驚きました。本当にこの世に存在していそうな人だったので、映画の世界観というよりも同じ世界線のどこかで描かれているように思えました。それでは実際に、映画『百円の恋』を観たレビューを書いていきます。
『百円の恋』のキャスト一覧
キャスト一覧
NAME | NAME | NAME |
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安藤 サクラ | 新井 浩文 | 稲川 実代子 |
早織 | 宇野 祥平 | 坂田 聡 |
沖田 裕樹 | 吉村 界人 | 松浦 慎一郎 |
伊藤 洋三郎 | 重松 収 | 根岸 季衣 |
スタッフ一覧
Q | A |
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監督 | 武 正晴 |
脚本 | 足立 紳 |
製作 | 間宮 登良松 |
企画監修 | 黒澤 満 |
エグゼクティブプロデューサー | 加藤 和夫 |
プロデューサー | 佐藤現 / 平体雄二 / 狩野善則 |
『百円の恋』のあらすじと解説
あらすじ・ストーリー
実家にひきこもり、自堕落な生活を送る32歳の一子。離婚して子連れで戻ってきた妹とのケンカをきっかけに家を飛び出た彼女は百円ショップの職を得てひとり暮らしを始める。どうにか生活が軌道にのった頃、一子はボクシングジムで練習に励む狩野に恋心を抱く。
映画ナタリー
解説
『イン・ザ・ヒーロー』の武正晴監督が、松田優作の出身地で開催される山口県周南映画祭の第1回松田優作賞でグランプリに輝いた同名の脚本を映画化。社会にうまくなじめないで生きてきたヒロインのどん底生活からの復活と再生の瞬間を描く。ニートから最後はボクサーへと見事な変貌を遂げる一子を安藤サクラが体現。迫真の演技で観客を魅了する。
映画ナタリー
『百円の恋』を観たレビュー
人が変わる瞬間
安藤 サクラさん演じる斉藤 一子ですが、前半ではだらしない生活を送る三十路の女性でしたが、後半からはイキイキとしている女性になっているようでよかったです。人が変わる瞬間は分からないもので、好きな人がしていたことを自分もしてみることで、頑張る理由が見つかったみたいで変われるのも素敵だと思いました。最終的に負けてしまいましたが、肝心なことを知り得たようで感動できました。
ボクシングによる成長
ボクシングを始めたばかりの動きは鈍く、「このままボクシングをできるのか」と不安になりましたが、映像が流れていくうちに動きが俊敏になり、コンビニのバイト中に練習をするシーンがあるのですが、ボクサーっぽくなってると感じました。何事も継続をすることで、その目標に沿った人間になれるのだろうと思いました。自分も何か追える夢を見つけたいと思えました。
喫煙率が高い
この作品は、全体を通して喫煙回数の多い映画だと思いました。見終わるころには「自分も煙草吸ってみたいな~」と思うほどです。煙草を吸う人の魅力が詰まっている映画でもあるように感じました。ただ、子供に煙草を吸ってほしくないと思っている親の方は子供と一緒に観ることをお勧めしません。それに下ネタなシーンがあるため、一人で観ることをお勧めします。
百八円の恋の歌詞
この映画『百円の恋』の主題歌である『百八円の恋』の歌詞に「誰かを好きになる事も 消費税がかかっていて 百円の恋に八円の愛 ってわかってるけど」というものがあるのですが、この表現は凄まじく才能的だと感じました。作品名が「百円の恋」ということで、消費税の八円を愛と表すところが凄いと思いました。こうした小さな気付きで作品を作れるような人になろうと思えました。
さいごに
今回は、映画『百円の恋』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。