今回は、映画『FALL / フォール』を観たレビューを書いていこうと思います。この作品は『海底47m』のスタッフが関わっているらしく、海底の次は上空のようです。『海底47m』ではバッドエンドのような結末を迎えたので、今作もバッドエンドなのかな~と思いながら観ていました。ネタバレになる可能性があるので、映画を観終わってから感想を読んでくれると嬉しいです。
『FALL/フォール』のキャスト一覧
キャスト一覧
NAME | NAME |
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グレイス・キャロライン・カリー | バージニア・ガードナー |
メイソン・グッディング | ジェフリー・ディーン・モーガン |
スタッフ一覧
Q | A |
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監督 | スコット・マン |
製作 | ジェームズ・ハリス / マーク・レーン / スコット・マン / クリスチャン・マーキュリー / デビッド・ハリング |
脚本 | スコット・マン / ジョナサン・フランク |
撮影 | マクレガー |
美術 | スコット・ダニエル |
編集 | ロブ・ホール |
音楽 | ティム・デスピック |
『FALL/フォール』のあらすじと解説
あらすじ・ストーリー
フリークライミング中の落下事故で夫を亡くしたベッキーは、1年が過ぎても立ち直れずにいた。親友のハンターはベッキーのために、使われなくなったテレビ塔へのクライミングを計画する。老朽化した不安定な足場を登り、ベッキーたちは頂上へ辿り着いたが……
映画ナタリー
解説
『タイム・トゥ・ラン』のスコット・マン監督が『海底47m』のスタッフとタッグを組んだアクションスリラー。クライマーの女性たちが、地上600mのテレビ塔で困難に見舞われる中、生還を目指す。主演は『シャザム!』のグレイス・フルトンとヴァージニア・ガードナー。共演はジェフリー・ディーン・モーガン、メイソン・グッディングら。
映画ナタリー
『FALL/フォール』を観たレビュー
ワンシチュエーション系の怖さ
『海底47m』と同じワンシチュエーション系でした。TV塔の頂上、地上600mから降りることができなくなった女性二人が描かれており、どうやって生き延びるのだろうとハラハラしました。ワンシチュエーションなので、できることが限られてくるため観ていて”これをこうすればいいのに”という思いが全て劇中で描かれているので、圧倒的絶望を味わうことができました。ただ”ドローンを使うのなら”にも書きますが、もっと有効活用できるのではないかという部分は描かれてなく、映画らしいと思いました。
ハラハラ感がある
地上から600m上に上るため、ひとつの梯子を使うのですが、その場その場で梯子が緩んでいるシーンだったり塔自体が壊れそうなシーンがあり、ハラハラして観ることができました。また金髪の女性は勇敢で、地上から離れた場所ですることではないと思う行動をいくつもしていました。結果的にその勇敢さが故に亡くなってしまうのですが、常日頃から危険と隣り合わせの人は恐怖に屈しないのだろうと思いました。
ドローンを使うのなら
SOSを出すためにスマートフォンを下に落とすシーンがありましたが、ドローンを使えるのなら下まで移動させてまた戻せばいいのにと思いました。最終的に、黒髪の女性は金髪の女性の靴を借りてスマートフォンを包み、死体に靴を突っ込んで落とすという手段を取っていましたが、ドローンが充電できる環境ならばもっと良い活用方法があったのになと思いました。ただ、緊迫として状況では正常な判断ができないのだろうと思いました。
妄想落ちをしたこと
『海底47m』も結果的に友人が亡くなる結末でしたが、この作品も同様でした。金髪の女性に「靴貸して」と言うところから妄想が現実に移り変わっていき、絶望かと思いました。が、一人になったときのほうが脳の回転率が高くなっているように感じました。二人生きているときは鞄を取りに行くのに二人がかりだったのに、一人しかいないときは一人ででき、”なら最初からこうしろよ”と思いました。
さいごに
今回は、映画『FALL / フォール』を観たレビューを書いていきました。どうだったでしょうか。この記事を通して、この映画に興味を持ってくれると嬉しいです。このサイトでは引き続き、”映画評論”の記事を更新していくので随時チェックしてくれると嬉しいです。